冬休みの過ごし方。7 〜一乗寺 欧風巡り〜

diary5

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


京都で過ごすようになってまだ3年なので、学生時代にはなかったお店や画廊、カフェなどを少しづつ巡っていくのは何とも楽しい。
ONO*OPEN期間中は、様々な方がお越しになって色々な情報を下さるので(休みになったら訪ねよう🎶)と思う場所がいっぱい増えて楽しみの1つにしていたけど、いざ冬休みが来ると制作と準備に追われて  なかなかそんな時間を取る事が出来ないのが少々残念。

 でも今日は、ウォーキング兼ね  思い切って半日外出。
早朝ウォーキングで歩く加茂川から高野川沿いへ上がり、叡電添いをテクテクと。
小春日和で3月下旬くらいの気温だったので 少し汗ばむくらいあたたかさ☀ 
目指すは 乗寺にある恵文社へ。

恵文社


ギャラリーと本屋さんが隣接している煉瓦作りの建物が癒される。
東京から戻って来た頃、友達に案内してもらって初めて行ったのが もう5年以上前のこと。
文具や洋書が大好きな私にとっては、入店すると1日中居たくなる空間。


今日の目的はイラストレーターの友達から情報で、手刺繍アーティストさんの個展。
「刺繍糸を使って小さな作品を作っている方」と聞くと、(素材感・立体感・手作業の温もりに触れる事ができるのかな🎶)と拝見したくなる。
私のように貼っている方は滅多にいないかと思いますが、刺繍で描くというのはとても素敵だなと思う。

それはそれは精密で、素敵な作品たち。 ハンガリーでおばあちゃんの刺繍に触れ生活の中に当たり前にある「刺繍」に衝撃を受けたという作者。幾重にも縫い重ねた手の込んだ作業は、刺繍という枠を超えて1つの独自な世界だな、という印象でした。小さい世界に可愛い動物をひと針ひと針…1点にかかる時間は40時間以上なのだとか。
丁寧なしごと。来て良かったなぁ。。。

 

恵文社の本屋さんの中をじっくりと洋書や写真集、絵本などを見て過ごし、その後は かねてから行きたいと思っていたお店へ。
ドイツ菓子のお店 Frau Pilz(ラウピルツ)さん。

Frau Pilz
Frau Pilz

 

 昨年、アクセサリー作家 mycetozoaさんの個展を企画した時、開催オープニングに、mycetozoaさんのお友達から可愛いドイツ菓子のクッキータワーの差し入れがありました。私も頂いたのですが、そのクッキーが何とも渡し好みで♡とても美味しくて、(一度行ってみたい☆)と思っていたお店。

Frau Pilz
Frau Pilz

 店内は想像通りの雰囲気で お菓子ももちろんのこと、キュートな玩具店のような空気感。
ラウピルツ=「キノコ婦人」。お店のロゴであるキノコのチーフが店内の隅々にあってほのぼのと楽しい。 作家さんのキノコ作品などが展示されているのも興味深かった。
木造りの、入り口の戸や椅子の大きさは、子供連れで来て欲しいという店主の気持ちが伺える感じ。
安全な食材を使用して作っている安心で優しいお菓子の様です。

 

Frau Pilz
Frau Pilz
Frau Pilz
Frau Pilz


そして美味しそうに並ぶショーケースの中から、厚めでパリパリ皮の二層シュークリームと珈琲を。この珈琲もナカり美味しかった☆

 


店主さんとドイツで修行されていた話をお聞きする。京都のドイツケーキ店で働かれた後、一年発起して渡独し、お菓子作りを学ばれたんだとか…。
体の事があって学生の時から海外へ旅行したり長期滞在した事がない私にとって、日本以外で学ぶというのは未知で魅力的な世界。
日本の風土を客観的に見る事ができる 広くてよい時間を持てるのだろうなぁ・・・。


 美味しい休息をした後、Frau Pilz店主さんから 近くにのフィンランドの雑貨を見られるお店があるとお聞きして 立ち寄ってみました。

salmiakki
salmiakki


salmiakki(サルミアッキ)さん。
こちらも日本から離れて フィンランドに旅行した気分になれそうな空気のショップ。
看板や国旗フラッグが素敵です。

 

 salmiakki(サルミアッキ)
salmiakki(サルミアッキ)


カフェフェスペースもある明るくスッキリとした店内。可愛い雑貨が雰囲気よく置かれている。
いいなぁ〜こういう場所。一気に別次元へと行ける空間がそこにある。独自のポリシーとセレクトが一環してある。京都はこういうお店が多い。
フィンランドの生活雑貨だけど、日本の生活にも馴染む雰囲気の製品がセレクトされていて、毎日飽きずに使えそうなカップやお皿が素敵でした。

 

Frau Pilzさんとsalmiakkiさん。どちらもヨーロッパの香りを日本に そっと違和感なく届けてくれているお店という感じ。手作りでお店の方の気持ちが優しく伝わっている温かい雰囲気は、「一乗寺に行ったらまた訪ねたい。」と思わせる魅力を感じ。

 

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作りたいもの 届けたいものを、ぶれずに黙々と続けている人や空間に触れると、「私もがんばろう」と励まされる。 そして、深く反省も…😓


こんな風に魅力的な場所を毎日ゆったりと訪ねられたらいいのですが…
自分もやることやらないと。 まだまだこれから。