冬休みの過ごし方。アートな宝物と制作🎨

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ
ギャラリーのイベント情報はONO*のホームページブログをご覧ください

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ほんの少し時間ができたのでBlog書いてます✏️…
場所は病棟。ナント親知らずを抜歯するため 今月は入院 & 通院中。
片方の2本の手術・抜糸が終わりホッとしたところ(^^;) 
病室はお寺が見える窓側のベッドでラッキーでした☆
すっぽり埋まっている上に、真横向きに生えた頑固な歯をかち割っての抜歯でした
マサカこんな事で入院するとは思わず‥  逼迫する医療機関に大変申し訳ない;

–入院は これまで幾度かしましたが大人になってからは良い思い出としてあります- –
東京で生活していた頃も、持病や突然の疾患で何度かお世話になったのですが
都会で独り 、緊張した生活だったせいか、病棟での日々は安心感があって
ものすごく よく眠れた 心身ともに休息の期間でした。
ご飯も出てくるし、 困ったら誰か人が来てくれるし、お部屋の方とも仲良くなったりして。
数日の事だから良いのだけど、その間は天国だと思った気持ちが蘇ってくる。

あるときは、院長先生の計らいで  病室から自分のアパートに出勤していた時期もありました。
「おのさんの場合、1つの部屋で仕事とプライベートが一緒なので切り替えができないんだよね。仕事から離れた環境で休まないと治りも遅くなる。でも  仕事が大切なのも解るから、入院状態で治療しつつ 外出許可を出してあげよう。朝ここを出て  仕事して   またここに帰って来ればいい」と、
その期間は本当に有難い環境でした。朝ごはんを食べて「行ってきます」と自分のアパートへ向かい、夜にまた病院へ戻ると食事が来て、治療して、ゆっくり深く眠れる毎日。
私の状態を理解していただいた先生のお陰でグングンと元気に回復していったのを覚えています。
一人で頑張ってきたつもりで その時々で 様々な人にお世話になったなぁ‥

そんな私も 今は生まれ育った場所で 病も落ち着き、程よいペースで体のメンテも行いつつ
日々を楽しく過ごせる生活に落ち着きました。それも 若き頃に よく解からない症状を抱えながら
緊張の毎日を頑張ったあの期間があるから
、今は楽しく出来るのかもしれない‥
と、病室の窓からの景色を眺めつつ  あらためて幸福を感じております🍀


さてさて、楽しく過ごせた 2020年。
新型ウイルスへの感染を予防しつつの生活ではありましたが 私の中では充実感は変わらずたっぷりで、それよりdistance でも作品の魅力やMy imageの発信はそれなりにできるんだなと実感できた貴重な半年でした。Onlineでの”間接的な魅力”というモノがあるのかをもっと知りたいという気持ちで2021年を迎えているところ。
今回の「Online企画展 初春の癒」は そんな気持ちから開催を決めました。
今のところ 作業に追われる毎日で そんなことを考える暇もない状態ですが、きっとまた1年を振り返った時に何か新しい発見があるのでしょう。
アートやイメージの世界は本当に計り知れない奥深い魅力が埋まっている 疑問や不可解な事も含めて面白いものです✨


〜昨年GETしたアートな宝物〜


2月 金沢・富山への旅で絵付け体験した 九谷焼のコーヒーカップ
何だか不満足な出来ですが(^◇^;)  吹き硝子体験でGETした一輪刺しとともにSpaceで愛用中☕️

ガラス工房で購入したパートドヴェールの指輪
富山のガラス美術館では ONO*にも来てくださった事のある
今井茉里絵さんのパートドヴェール作品を観る事が出来て感動しました。

パートドヴェールは 高価で手にする事が難しいと思っていたら
工房のShopで別の作家さん作の 手頃な価格のアクセサリーを発見★
色合いがなんとも魅力的でお気にりです★


5月 村田画廊さんで開催された 故 村田茂樹先生のスケッチ画展。

村田先生の絵は大好きで、東京に居た頃は銀座の純画廊さんや
駒沢の一軒家の画廊(お名前を忘れてしまいました)へ観にいったりしたものです。
ポストカードやカレンダーが売られていた時もあり、(私でも買える!)と嬉しかったのを思い出す。
(いつか作品を‥)と思っていたのに他界されて悲しい気持ちになったのは2019年の夏。
村田先生は  大学時代の 私の中で唯一先生と思える先生でした。
先生は・画家は・絵だけではない人間も大切だと その姿で実感させてくれる
どこか心で感じ・通じさせてくれる 透き通る魅力の作家さんでした。

その存在は私の中に永遠に残っていく事でしょう。
スケッチ画なら私でも買えると勇んで村田画廊さんへ伺いました。
迷った挙句にGETしたのは「紫陽花」のスケッチ。
まだ実家の部屋に立てかけている状態で いつか何処かに飾りたい と、楽しく構想中^^。

10月  上京区にある 「ギャラリーえがく」さんでのグループ展にて
この春コラージュ三人展を一緒に開催するオオナカミカさんのマフラーをGET!
魅力ある生地に手の込んだアップリケが遇らわれて何ともキュート^^♡
11月  ONO*からほんの5分ほどの所にある「レティシア書房」さんでの
ラトビアミトン展にて。北海道在住の編み物作家さんの色彩温かで様々な文様のミトンの中から選んだのは 一番程よく私の手にジャストサイズだった 淡いグレーと赤の指出しミトン。
可愛くて、持っている
冬服全部に合う色合いがお気に入り♡

 

12月 保坂優子さんの個展へ。
フク和ウチ」さんでの個展に伺えたのは3回目‥くらいかな。
いつもそのセンスの良さと巧みな表現力に魅了される額装をGETしたのは4点目。今回は朱赤の入った銅版画。クリスマスの日に取りに行って、そのまま忙しない毎日に突入したので まだじっくりと眺められておりません。。

こちらも一目惚れした絵付け皿。陶芸・ガラス・銅版と、本当に多彩なアーティストです。
どちらも早く良き場所に飾って ゆったりと眺めたいなあ‥



Onine企画展と並行して コラージュもマイペースに制作中🎨

この春の三人展にも新作を出せたらと思い、
2022年カレンダー絵と併用できる図案を構想。
出来れば2月 / 5月 / 9月/  12月絵を仕上げたいと思っているのだけど‥
なかなか手が遅い私は1つの作品に時間がかかります・・

実は昨年夏、首に違和感があり医者に診てもらったところ
頚椎の形が変形し、今流行りのストレートネックどころでは無い反対向けに曲がった状態との事😱
長年の”職業病”と言ってもいいかな^^;  医師からのアドバイス「長時間下を向いて細かい作業をしないように🍀」という事で、コラージュなどの制作時間に制限が必要な状態になったので
ゆったり 少しづつ 首に負担の無い様に進めています^^。

冬の絵 散歩中に目に焼き付いた風景の切り抜きをコラージュ❄️。

ガーゼ生地をパネルに貼り、グレー濃淡に染めた和紙と
20代に着ていた茶色いジャンバースカートの生地を木の枯れ枝に見立ててカット✂️
枝の感じは下書きほぼ無しで散歩中に観た記憶を辿りながら。

野鳥は お腹のオレンジが可愛いジョウビタキちゃんをチョイスです🕊

5月絵は 昔むか〜しの図案を引っ張り出してコラージュへリメイク。
原宿ペーターズギャラリーでの初個展『十二ヶ月』の5月絵として制作した作品
『燕ペイズリー』。


色画用紙に1色筆描きで仕上げた作品を元に、インテリアファブリックのお仕事をした際、
プリント生地に提案した事がありました。

残念ながら試作品のみ作っていただき、その先へ進みませんでしたが
個人的には大好きな絵柄なので 是非とも復活させたいと思っていた引出しの1つ。
ペイズリー模様は よく観ると自然のモチーフが繊細に詰まっていて魅力的な文様。
研究生時代、就職が内定した勤め先の社長から「1つお仕事をしてください」と、

島根県津和野にある博物館「亀井温故館」の、いわゆるアートグッズのデザインを任された事がありました。
亀井家が受け継いだ大名調度品の中でも 19世紀ヨーロッパの染織や織物、壁紙などのコレクションが素晴らしく、そこにはペイズリー模様の物も多く有ったのを覚えています。
古ぼけた生地の奥に新鮮さも感じる独特な魅力に魅了された事を思い出す

繊細なペイズリー模様に観える様、ビーズや糸を使えるコラージュ技法にぴったりの題材だと楽しく装飾。
燕1羽づつに入れる模様を考えているうちに時間が流れて‥
これまた時間のかかりる作品💦

夏の終わりの絵 近くの菜園、ニラ畑をコラージュ。
実家の周辺は 菜園が多く、季節毎に野菜や稲が生き生きと育っている様子を観ることができる。
まだ残暑だけど少し過ごしやすくなっ頃、散歩の途中にある畑には小さな白い花がひっそりと
でもキラキラと みずみずしく満開に咲いていてホントかわいい。



ニラの花02野鳥も多く飛んでくる中で、最近はハクセキレイが増えている様な気がする。
水辺に生息し、食べ物を探して畑や公園、時には家の庭にやってきてウロウロしているのを見かけていたのが、車道を横断したり駅のホームをちょこちょこ歩いていて、まるで雀や鳩のよう。

ニラの花04ハクセキレイの色は白と黒のツートン。
スリムで小さいその姿は 少女を連想してしまう。
ニラの小さな花々や蕾は 二重にした襖和紙を小さくカットして。

お花畑で何か探し物をしている女のコ そんなイメージです👧