京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ
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3月に入ってぽかぽかと暖かくなってきました🌸
早咲きの桜も咲いて、いよいよ春らしい気候。
実家での”インプット期間”もそろそろ終わり、スペースでの”アウトプット期間”が近づいてまいりました^^
京都での生活に慣れ始めたのも束の間、一昨年から実家での時間が増え始め、
そして秋からは未亡人になった母との二人生活が基盤になった昨今。
ようやくそんな母娘の愉快な毎日にも慣れてきました。
春から夏まで、実家⇄京都と通勤の3ヶ月間となります。
私の居場所は一体どこ?
ほんまに、全く、私はジプシーの様な人生を生きてる😅ひとところに留まった事がないワ
(と言っても そんな格好良いものもでなく小さい行動範囲の;)
と苦笑しながらも そんな落ち着きのない生き方が性に合っているとも思い、
そんな私のことを. 人が”変な人”扱いしないかと内心ビクビクしている。。
おかしいと思う人は どうぞ私に近づかないでください🙇♀️🍀
親と朝ごはんを食べる様になってからNHKの朝ドラを観る日課になったのですが
今の「カムカム」の元トランペッター、オダギリジョー扮する錠一郎が心に沁みる。
孤高にプロを目指していた矢先、突如トランペットが吹けなくなるという難病になってしまうなんて。。
なんて辛いことだろう、神様の悪戯としか思えないのではないか。
私自身も原因不明の症状に苦しんだ25年の経験があるので その苦しさは身に染みて分かる。
それでも明るく穏やかにお”父さん”してて偉いなぁ・・・
今振り返って分かるけのだけれど、突然の体の不自由は心の持って行きようがなく
放浪者の様になってしまうから
“いっそ消えてしまいたい” という心境に追いやられる。
私の ロマ気質は そんな体の症状が発端なのだけど、
今こうして 健康面でやりたい事が削がれたり孤独感に苛まれる事なく元気に過ごせる日が来て、
それでも前向きに生き続けてきて本当に良かった‥と つくづく、
いりこ出汁のたっぷり効いたお味噌汁をいただきながら思う今朝なのでした✨
冬休みといってもいつも時間が足りない齷齪な冬。
今年は. まだ暗い早朝に起床🌄 制作時間にあてがっておりました🎨
4月〜5月に スペースにて開催する三人展で披露目するコラージュを制作中。
テーマの中に”テキスタイル”というワードが入っているので、絵の中に模様をたくさん入れたい。
やり出すと楽しくて、1つ作品が出来ると(このタイプで あと2〜3点作りたい)と思ったり いくらでも浮かぶアイデアやデザイン。
でも. 制作する時間がなく手が追いつかなくて、どんどん生まれては消えていく。。。💧👼💧
作家として1日の時間を費やせば たくさんの作品が生まれるのだろうけど、
人との関が多いスペースの企画や運営を優先にして どうしても後回しの余った微々たる時間に制作‥となってしまう。
作家だけにおさまれない性分 これもしょうがないのかもしれません。
時間をかけて少しづつやってきた事だからこそ生まれる良いものもあるはず
そう思って焦らず諦めず。楽しくコツコツやり続けたいもんです^^。
<コラージュ作品お買い上げ>
先月のBlogに続き、お買い上げいただいたコラージュ作品のお話^^
2022年カレンダー「草花添装」の8月絵「水草」。
昨冬「ふたりのカレンダー」展にお越しくださったお客様が
Spaceで販売していた このカレンダーをご覧になり
「この絵を観たい」と、お声をかけてくださいました。
昨秋の開催「十二カ月」展で はお披露目していた「水草」は私もお気に入りの2連作。
8年前に制作し 何度かお披露目していた事もあり
その後の冬に開催した『ふたりのカレンダー展」では作品数に限りがある為、
カレンダー絵でありながら 展示から外していました。
お花も鳥もなく少し地味な印象のこの絵を
細長いカレンダーだけで「観てみたい」と思われた事に少し驚きました。
片付けてあった作品をお見せすると、「どちらか1点をください」とご購入のご希望!
私も気に入っていた作品だけに、インスピレーションを感じてくださった様子に
とても嬉しく思いました。
草津の琵琶湖烏丸半島にある蓮群生地。毎年暑さに耐えつつ
大きく開花する蓮の花を観に行くのが夏の楽しみでした。
2014年あたりから花が咲かなくなり、今はなくなってしまった蓮畑。
最後には蓮の葉だけが少し残り、水面は沢山の水草で、
濁ったターコイズブルーになっていました。
ダイナミックは蓮畑がなくなり残念な気持ちではありつつ、
生き生きとした水草の風景もまた美しく
キラキラした水面を描きたくなりました
私は蓮の花だけではくて湖の生息に魅力を感じていたのかもしれないな
そんな気もしました
2021年の二人展が終わるまでお待ちいただき、新年早々に作品を額装。
到着のご連絡をいただき、ホッとしたのも束の間、
「私がお願いした作品と違うようです」
という再度いただいたメールに「え”ー😵⁉︎」
どうやら、お客様が選んで下さった作品と違う方を額装しお送りしてしまった様なのです。
「しまった😱 やっちまった‥💧」
年明けまでお待ちいただいたお客様へ申し訳ない気持ちと情けないのとで落ち込む気分から、
既に額装の材料がなくなってしまっている事に気づいて 焦りへと代わり、
先にお送りした作品と同じ雰囲気に仕上がる様 額屋への調達と生地屋を廻って
何とかもう1方の作品の額装を仕上げる事ができました。
こちらがお届けしたお客様が撮影されたお部屋に飾った写真。
素敵なメッセージと共に送られてきました。
「早速、並べ方など考えながら飾ってみました。
やはり二つだと広がりを感じますね。
折角のご縁、二作品で飾らせていただきます。」
なんと、2点とも一緒にお部屋に飾っていただく事になったのです。
長らくお待たせした上にご希望とは別の方の作品をお届けしてしまったのに
私がいつか観た. 広がる湖の水面が、遠く温かなお部屋の窓から眺めた風景へと変わった様な
素敵な贈り物を頂いた気持ちになりました。