冬の過ごし方。2

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


急に今日から珍しく風邪っぴき。
滅多に風邪などひかない私ですが、昨年1年分の疲れがようやくドッと出たのか
荷物整理が一段落した途端 頭痛と嘔吐と発熱で今日はまったりです。
今居るこのスペースは3階建て。元は文房具屋さんだったので店舗としては文句なしのステキな構造なのですが、私自身が過ごすには少々過酷な環境であります・・・

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元店舗だった1、2階は、ほぼそのままショップ&ギャラリースペースとして使用していて、
煉瓦作りの外観から重いガラス戸を開けると吹き抜けの洒落た階段がスッと聳えていて、窓から入る陽の光がとても明るくて✨。私にはもったいない空間です。

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ただ、冬時季はガラス戸の隙間から冷たい風が入り、コンクリート床の足下はとても冷える。そして、吹き抜けの1、2階スペースを温める為の暖房電気代は結構なもの・・・。照明も店舗の状態から随分取りましたが、今も結構付けています。

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整いすぎた店舗の電気代。これまでワンルームの小さな部屋でコンパクトに仕事と生活をしてきた私にとって、この広いスペースを1人で使ってエアコンをがんがん効かせて過ごすなんて…とても、とても出来ない💦
3階立てのビルをアトリ&スペースにさせて頂けたものの、店舗スペースが広すぎて創作や作業をする環境が落ち着かない…作品や製品を置く倉庫スペースがない…これは この建物に映った当初からの悩みであります。
この建物を私自身が過ごせるようにする為に、ここまでの改装が精一杯だったので、まあ どう悩んでもしょうがないのですが。
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そうゆう訳で、スペースを閉めている間 1、2階はエアコンの動力を切って震えながら作業し(苦笑;)、作品制作は3階のプライベートルームで進めています。
風邪をひいた今日からは、パソコンや周辺機器も全て3階へ上げて  しばらく籠りの準備。
昨年は寒さを我慢しすぎて手足が凍傷で紫に腫れ上がり大変な事になって後悔したのですが、今年は暖冬なのでありがたいかぎり。風邪はひいしまったけど(笑)。
治るまで3階であたたかくして🍀大人しくしておきます(^^;)>

冬休みの過ごし方。

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


年末年始。
ONO*Spaceの店主として追われる毎日からは少し解放されるものの、深呼吸する時間を入れながら、
今年も私自身は休業なしの毎日。

 

出雲路橋 朝日


京都のスペースを持つようになってからの3年は、1日があっという間に終わり「え!もうこんな時間 !?(>_<)」
と、1日に必ず1回は口にしている気がする・・・
(あんな事もやりたい けど、こんな問題もあるし…。これを解決するには 先にこれを終わらせて…)
いつも思案しながら… 気がつけば日が暮れて 気がつけば朝が来てる☀。
(こちらのブログにも書きたい事が山のようにあるのですが、なかなか時間が取れなくてヤキモキしています;)

時折ふと「元気に過ごせているからこそ スケジュールを立てられて それに向かって思案ができるんだなぁ…」と、感謝の気持ちをかみしめ、しみじみとする。

学生時代に突如襲った原因不明の難病。27年間付合っているやっかいな症状が あまり出なくなってから そろそろ3年半が過ぎる。昨年は春と秋に1回づつ不調が来たものの、予定通りに展覧会を開催できて、お客さまにご迷惑をおかけする事もなく、無事に過ごす事が出来た。4年前までの私では全く考えられない事です✨。
健康ってありがたいですね。 本当に^_^🍀

そして、毎日朝早くから活動できるようになったので、体を動かす事もスタート。今年の冬期休暇は運動をプラスαできていて、寝たり起きたりの生活をしていた私にとって 何とも新鮮で夢のような過ごし方です。

先日 他の難病をもつ友達から「50〜60歳くらいから治まって来る人が多い」という話を聞きました。
体の老化と共に、病気の虫も元気がなくなるという訳らしい。
それを聞くと、私も40代にて早々と そんな状態に入ったのでは・・?という気がする。
20〜30代、やりたい事を我慢して、悔しい思いをして来た分、(これからどんどん好きな事をしていけるのかしら?)そう思うと嬉しくて嬉しくて何だかワクワクします✨

とは言っても、そうあまり若くはないので😓、1つ1つを丁寧に・じっくりと取り組んで 相変わらずにコツコツと進めて行けたらな と、これから先を楽しみにしておきます🌸

 

さて、 『”スペースは3月初旬までお休みです”』と看板を出して、
奥ではせっせと  今年お披露目したい作品たちをを制作中です。 

コラージュ下絵 これはコラージュ作品の下絵。
大体のイメージを固めて スケッチブックやノートに鉛筆でラフを描きながら 色合いと貼る素材を浮かべ、
大きさや構図を決めていきます。
そして サイズの木製パネルを用意して、この下絵をトレーシング紙に写しておきます。

 

コラージュ制作中
次は生地を貼った木製パネルに トレーシング紙の下書きを載せて 和紙や刺繍糸、ビーズなどを貼る作業。
これを永遠と続けます。

 

コラージュ「花簪」今年の秋に展示する十二ヶ月展の為の作品。そして、それが仕上がったら この春からOPENするスペースでの製品作り。と、作るものはまだまだいっぱい。
この1年のものを全て冬休みの2ヶ月半の間に完成させる予定。

作業はとても楽しいのだけど、手間がかかるので時折とても焦るーー^^💦
しかし、焦ってもしょうがないので 休憩しながらじっくりと丁寧に。進めれば必ずたどり着くと信じて。
春からは また多くのか方々と楽しいひとときを過ごせる事を思い描いて。
ワクワクと 楽しく進めていきます(^^)。

新年あけましておめでとうございます

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

☆新年あけましておめでとうございます☆
昨年開局しました、こちらのブログを見て下さった皆さま、
京都のアトリエ&スペースへお越しいただいた皆さま 誠にありがとうございました。
毎日刺激ある 新しい出会いや交流を持てた大きな実りある1年でした。

2016.1.1 下鴨神社 初詣

大晦日、友達とお疲れさまの年越しをした後 開運招福 下賀茂御祖神社へ。
参拝しようと並んでいる間に年が明けました✨

下鴨さんへ年の暮れに行ったのは初めてでしたが、大きな火の粉が天高く舞う様子を眺める事が出来て
日本らしい年の変わり目を感じる事ができました。

2016.1.1 下鴨神社

さて今年は申年。
元気に飛び跳ねて 新しい事へのチャレンジをして行くにピッタリの年。

2015年は毎日元気に過ごす事ができて、新たに体を動かす始動をした事が何よりも嬉しい・感謝の1年。
2016年も健康に過ごせる事を願いつつ、相も変わらず1人 先の見えない獣道をまっしくらです(苦笑)
自分の体を見つめながら 時には動かし・時には休めて、
申の様に 何事も楽しむ事を忘れずに毎日を過ごして行けたら と思います。

今年はどんな新しい出会いがあるでしょう🍀

本年も どうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m。

十二ヶ月展 開催中です☆

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

昨日より自己アトリエONO*にて個展を開催しています。

十二ヶ月展この秋 メーカーさんより発売いただいた2016年カレンダーの原画展です。

 

十二ヶ月展
京都や滋賀で見た四季の生物を、
様々な素材を貼り合わせて表現したコラージュ作品12点。
十二ヶ月のカレンダーと その元絵となったコラージュを一緒に見ていただける展示となっています。

昨年 初めてコラージュ作品をカレンダーにしようというお話をいただいて、
手元にある作品をチョイスしていただくカタチで制作が進行しました。

そんなありがたいお話をいただいた2年前は、まだ立体的で素材を貼り合わせた手法のコラージュを
うまく印刷データに出来るのか不安だった頃。ビーズの光加減や刺繍糸の光沢、布の繊維感、
立体的な影が奇麗に印刷されるのかな…という具合に不安要素ばかりが浮かんでいました。
実際にお任せして進んでみると、紙に印刷されたコラージュは立体的には見えないものの、
作品とは違う魅力が そこに出来上がっていて違和感なく受け入れる事ができました。

 

十二ヶ月展
2015年版の初めてのカレンダーは、そんな具合で
ほとんどメーカーさんにお任せして仕上げていただきました。
少しイメージが出来た今回は、2回目の企画という事で、カレンダー用に制作した作品が多くあります。
柱に掛けられる細長いタイプの壁掛け暦なので、作品も縦長です。

 

十二ヶ月
そして、同じ時季に発売された 秋桜の紙製品も原画と一緒にお披露目。

 

十二ヶ月
スペースでは、コラージュのカレンダー、秋桜の便箋、そしてオリジナルのポストカードを販売しています。
いつか コラージュの作品を紙製品のようにできたらいいな と思っていた事が実現して 感無量です✨

 

『十二ヶ月』展は 年末の12月27日まで。長期開催しています。
お近くへお越しの際には是非お立ち寄りください☆
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コラージュカレンダー展 『十二ヶ月』
会期:2015年9月16日 – 12月27日  13:00〜19:00 月・火曜定休(シルバーウィークはOPEN)
場所:ONO*Atelier&Space

 

秋桜

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秋桜のレターパッド&封筒・一筆箋・はがき箋
昨年、メーカーさんよりコラージュのテイストを便箋にしようという ありがたいお話をいただきました。
この春夏に販売された青い紫陽花の便箋に続き、もう1つがこの秋桜のレターパッド&封筒。お揃いで一筆箋・はがき箋も作っていただきました。

2011.10.25
4年前、湖西のアトリエに居た頃、アパート前の空き地を花壇にして色々な植物を植えて楽しみました。春に蒔いた秋桜の種はグングンと伸びて、初夏〜晩秋までの長い間 沢山の花を咲かせてくれました。

2011.10  ちょうど個展前で 制作した作品と一緒にアトリエ玄関に飾ってみたり。
それまで秋桜の花にあまり魅力を感じていなかったのですが、その逞しさに圧倒され、元気をもらったのを覚えています。

 

2014.11.15その頃にスケッチした秋桜を ようやくコラージュにする機会が舞い込んで来たという感じ☆
ピンクアイボリーのリネン生地をベースにコラージュ開始です。

2014.11.19秋の風にゆれる秋桜。
細くしなやかな茎のラインを 息を止めて緊張してカット。花びらの微妙な色は、ぼかし染めの和紙を使用。魅力的な蕾もたくさん描きたい。

2014.11.20 繊細な葉っぱは刺繍糸で。リネンに刺繍をしていくような気分。でも実際は糊で貼っていきます。細長く、ある生き生きとした線で何かを表現したい時、糸はとても便利です。刺繍糸は少し光沢があり、温かみがあるので葉っぱの葉脈や花の蕊、鳥や毛、虫の羽や触覚などによく使います。

 

2014.11.20そろそろ仕上げです。蕊は最後にビーズを。
そろりと吹く秋の風も糸とビーズで表現です。
様々な方がお便りにされる便箋になるのかと思うと、心を込めて制作しなくちゃ♡ 

 

秋桜レターパッドそうして仕上がった秋桜コラーシュ。メーカーさんがベースのアイボリーリネンを少しピンクによせた色合いに変更して、素敵に印刷してくださいました。越前和紙を使用した、高級感のある紙製品です。
ビーズや和紙の貼り重なった立体感もそのままに、それぞれの素材の風合いがそのまま生かされた仕上がりになっていて、とても嬉しいです。

9月16日からのONO*での個展にて 作品のお披露目と、この製品の販売を一緒に展示させていただきます☆

 

コラージュについて。

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私が制作している作品の技法を”コラージュ”と呼んでいます。
collage”という言葉をウィキペディアなどで調べてみると、『現代絵画の技法の1つで  フランス語の「糊付け」を意味する言葉。』と説明が出て来る通り、私の作品は筆などで描く事をせず、糊で貼付けて仕上げています。
更に『ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの素材を組み合わせる、造形作品を構成する芸術的な創作技法。』と解説されています。色々な素材を組み合わせ貼付けて1つの絵にする作業。これが”コラージュ”です。


私がコラージュを始めたきっかけは2つ。仕事で和紙を貼り合わせたイラストを制作する機会が多かったこと。それと、奇麗なリボン、ビーズやリネン布、古裂が手元にあり、捨てるのがもったいないと思ったことです。


もともと大学では日本画を専攻し、粒子の粗い自然素材 岩絵の具などで動植物を描いていましたが、就職した先が紙製品メーカーであった為、印刷物として値打ちある絵画  “イラストレーション”の環境へ移りました。

和風の便箋や葉書を生み出す企画者になった私は、和紙や墨を使って印刷の為のイラストを沢山作りました。素材感のある 、染料で色づけた和紙や手透き和紙で表現したイラストを洋紙に印刷すると、その紙自体が和紙の風合いに思え、和の雰囲気の製品に仕上げやすかったのです。それと、和紙を貼り合わせたイラストは  何故か 手で描いた絵画よりも”生々しさ”や”描き癖の嫌味”がない  使いやすい雰囲気に仕上がると感じ、率先してこの技法での企画商品を取り入れました。

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手芸にも興味のあった私は、ほんの少しの期間でしたが、銀座にある刺繍作家 小倉ゆきこ先生のアトリエ『イグレッグ』へお邪魔して、リネン生地に刺繍糸で描かれるビーズやリボンの針仕事に触れたり、趣味の我流でビーズアクセサリーやレース編みをしたりして楽しんでいました。フリーのデザイナーとして独立した直後は、麻生地に刺繍をして表現した作品を発表する個展を開いたりもしました。手元には刺繍用のリボンやビーズ・刺繍糸・レース糸・ボタン・スパンコールなど 魅力的な素材がパラパラとあり、それを眺めるとワクワクして何かを作れそうな気分になって、いつまでも捨てられずにいました。


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 いざ自分の作品を…となった時、気がつくと 筆で描くよりも  そんな手元にある素材を組み合わせ、仕事で手慣れた貼る作業をしていました。 四季の移り変わる自然の中で 植物や虫・野鳥の生き生きした様子を表現しやすくなっていました。着つぶしたお気に入りの洋服の生地や、祖母の着ていた着物の端切れをベースに使ったりする事も楽しいと思いました。
温もりのある手芸を見るのが好きな私はきっと、針と糸で縫い合わせる刺繍やパッチワーク・洋裁などが得意であったら、コラージュではなく洋服やインテリア製品として仕上げていたのではないかな と思います。


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日本画は膠という定着材を使用して、岩を砕いて作られた砂の様な質感の絵の具を和紙に貼って(塗って)描きます。何度も塗り重ねたり洗ったりして独自の色合いやマチエルを出して行くトコロはコラージュとは違いますが、貼るという作業では同じようにも思っています。
素材そのものの質感を生かすという部分でコラージュは、素材に頼っているようにも思います。自分で良いと思う素材を自由に貼れるので、自由で楽しい。キラキラとした美しい日本画の天然絵の具をペタペタと貼ってしまう時もあります。

見る人に想像して頂く楽しみもあります。紗の着物生地をベースに貼った作品には、夏の空気をイメージしてもらえたり、古裂についた小さなシミで  作品を飛び越えて時代や年期を感じてもらえたり…。生活や流行・文化の中での記憶を呼び起こさせるのは、コラージュの面白いところではないかな …と思っています。

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ビーズや糸を貼り合わせた 透明感 立体感 影 光 。
布や和紙に見える繊維の温もり。
 上に同じ色合いの別素材を貼ると自然な表現ができるところも私に合っていると感じています。

これまでの自分の居た環境によって 偶然生まれた自分なりのコラージュ技法。
「アート」「芸術」と肩肘はらない、毎日の生活の中から生まれるような等身大の作品です。

芸術作品より、自然に生まれた生物に重きを置き、製品や生活感に魅力を感じる  何も特別な技術を持ちえていない私ならではの表現ではないかな…。
これからも変化しながら 何かしら面白く作らせていただけたら幸いです🍀。

 

水性植物園 睡蓮

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2015.8 水性植物園先日 蓮畑を見に行った烏丸半島の側にある水性植物園。 夏期は朝7時に開館します。
睡蓮の池が美しいので、いつも午前中のうちに半島を見終わる事ができたら園内に入るようにしています。
先日は 園内に入ってからも外出券をもらい裏口を抜けて半島に出られる事を知り、
先に睡蓮を観賞。

朝早いので、花も生き生きしていて  やはり奇麗✨

ここは温室もあって、熱帯の睡蓮を見る事もできるのですが、この日は外で満喫。
夏期は、ドルンクバーの無料チケットをもらえたりして 何かとお得です☆

 

2015.8 水性植物園 2015.8 水性植物園 2015.8 水性植物園
2015.8 水性植物園 2015.8 水性植物園 2015.8 水性植物園
2015.8 水性植物園 2015.8 水性植物園 2015.8 水性植物園
2015.8 水性植物園 2015.8 水性植物園 2015.8 水性植物園

2015.8 水性植物園花も美しいけど、水の中にある茎のカーブが品やかで惹かれます。水面上と水中。異次元の世界にいる感じが神秘的。 いつも興奮して いっぱい撮影してしまいます(苦笑;)まだまだあるけど、写真だらけになってしまうので、UPはこのあたりで…。 

朝夕ウォーク

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20150805 琵琶湖

夏期避暑地にて。

早朝ウォーキングコースからみた琵琶湖の朝日。空と水辺の様子がいつも違うので  毎朝眺めるのが楽しみ♪

 

201508 201508
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京都では加茂川沿いを北へ歩くコースがお気に入りですが こちらでは自宅からほど近い住宅街の 比叡山へ向かう並木道と、琵琶湖の見える公園を通るコースがちょうど同じくらいのほど良い距離。造形大学や公民館などがあり、見晴らしも良くとても心地いい。 高い建物が何も無いので 空が広大で風が吹き抜ける。思わずガラケでパチパチと風景を撮ってしまう。

2015.8.10

夕方はゆったり散歩。朝とはまた違う 比叡山の日没景色が美しい。

このコースは京都へ移転する前 アトリエとして根を下ろしていたアパートが近くにあり、作業の合間に毎日散歩していたコースでもある。その頃はまだ病の症状が強く出ていたので  ウォ−キングというより時間をかけてゆるり有酸素という感じで。琵琶湖を眺めて深呼吸し、棚田や小さな畑の草花を見ては写真に収めたりスケッチし、コラージュ作品のヒントにしていた場所。

 

2015.8.7 その頃は、長年の東京生活での疲れを取り、見えないその先への準備となる、今想うと大切な時期だった。絶望感と空虚感と無力さと孤独に満ちていて、こんなに楽しく忙しく健康的な  その先があるなんて思いもしなかった…「こんな歳になって、私には守る者も大切な人も必要とされる場所も   なにもない… 」と。
 何もかも無くし、それまで積み上げた全ての荷物を卸した時に居た場所。
終わって始まる前の狭間の時に見た風景をゆっくりと眺める。その先には、許されその気さえあれば もう一度生まれ変わって行き直す事が出来るモノなのだと初めてしった気がする🍀

只今 故郷にて。

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2015.8 烏丸半島アトリエ夏期休暇中にて 実家の湖西地方に滞在中。京都より少しは涼しいかなぁ〜💦 と思い、避難する感覚で来ましたが、こちらもなかなか暑いです(汗;)
帰郷して真っ先に行ったのが 草津の烏丸半島。  毎年ここへ来ると直射日光でヘロヘロになるのですが、早起きになった私はいつもより早朝に来れた事もあり・運良く曇り空の時間もあり、風も吹いて凌げる感じ。

2015年8月 烏丸半島この日の湖畔は 流れ行く雲と早朝の湖が美しかったです。
水辺に映った青い空雲と、葉の影を いつまでもずっと眺めていたくなります。

2032fb相変わらず生き生きとした蓮。 朝早いので尚更、やっぱり早起きは三文の得です☆
今年は葉っぱが大きく、花の量が少なめ。開花時季が遅いそうで、まだ蕾が多いのでこれからが楽しみ。

2015.8 紅葉葵蓮も奇麗でしたが、紅葉葵(もみじあおい)も鮮やかに開花していて深紅の夏らしさを観賞できました。

 

2015.8 紅葉葵 2015.8 紅葉葵

この後は半島側の水生植物園へ。夏のいつものコースを満期☆

 

蓮の花びら

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アルミニウム製小皿  牧野 広大 作 アトリエから歩いて5分ほどの所にある寺町通りの清課堂さんは、錫や銀などの金属工芸のお店。涼やかで凛とした様々な金属作品は正に”職人の技”。店頭奥にあるギャラリーは京都らしい細長い風の吹き抜ける佇まいで、奥にお茶室の展示スぺースと蔵造りのスペースがあります。
先日「豆皿展」を開催されていたので最終日に伺ったら、とても素敵な蓮の花びらが並んでいて一目惚れ♡ 思わず(春〜夏の展示をがんばった自分へのご褒美☆)と、2枚購入させていただきました。



烏丸半島 蓮蓮の花びら。蓮の花自体がとても大きいので、花びらも存在感があり、大きく開いて蓮の葉に はらはらと こぼれ落ちている様子をよく見かけます。水の玉がコロコロと葉の上で泳ぐように、花びらも生きている魚のように生き生きと跳ねている。

6蓮をじっくり見たのは 琵琶湖の烏丸半島の蓮畑へ初めて行った4年前。ダイナミックな葉と花に圧倒され、それから毎年夏になると見たいと思うようになり車を飛ばします。

12朝ごとに音を立てて開き、徐々に大きく開く度に花びらの色も変化して行く。親指のように小さくなって、花の中へ入ってみたい…そんな気分にさせられる。

15開花終わり、今にも花びらが落ちそうな蓮の花。 蜂の巣のような中心がいざ主役と言うかの様に顔を出す瞬間。こんな表情を上手く描けたらいいのだけど…。

 



アルミニウム製小皿  牧野 広大 作金属で出来た蓮の花びら。自然染料で染められた色合いも、縦に入った繊細な筋も本物そっくり。夏の蓮畑を思い出し癒される小皿。 これでお茶菓子を出す時が 今から楽しみです✨