夏休みの過ごし方Ⅱ 〜 Summer heat*制作Days 〜

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


白熱した リオ・オリンピックも終わり、なんとなく寂しさの残るここ数日。
う〜ん…夏に弱い私。 以前から「スペースが休みの間に行こう♬」と思っていた事もほとんど次回にお預けになりました。今夏は持病の症状が少し出たり 暑さにやられ貧血が続き、ノロノロと1つの動作に時間が かかる かかる((-。-; 苦笑)。秋冬に向けての製作と準備のみで1日が終わるといううペース。まぁ、しょうがないですね。体の状態に合わせてコツコツと熟すのみ。

そんな晴天続きで猛暑の関西でしたが、昨日今日は台風の影響で久々のお湿り☂。やれやれ〜気温も低めで風が吹き 心地よく何だかほっと一安心です。

 

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布の小物入れと香箱 展


さてさて、少しは過ごしやすくなる気候 9月21日より、ONO*Space 秋冬OPEN始まります!
今年で3回目となるコラージュカレンダーの原画展『十二ヶ月Ⅲ』と、その他には
新しい試みとして、コラージュの布雑貨をほんの少しお披露目します →詳細はこちら

ONO*Spaceを持つことになった時、(いつかオリジナルの布雑貨を置いてみたい♡)と思ってはいましたが
こんなに早く試みる機会が持てるとは思ってもいませんでした。
コラージュの作品を製品として気軽にお持ち帰りいただけるように…と 生み出したのが『香箱』。
そんな香箱とはまた違う、コラージュの実用品はできないかなぁ・・・。
刺繍やアップリケなどで仕上げられた製品イメージは沸くものの、(コラージュした雑貨ってどうなんだろう…)という不安な気持ちで止まっていた構想。
でも ”やってみないと判らない”精神で、この度テスト的に少しだけ製作してみることにしました。 さてさて、どうなることやら。。。


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本体の小物入れ作りにご協力いただいたのは、京都の北区にあるメイファ雑貨店さん。
諸事情により 今は週1回だけOPENされている小さなお店です。

 

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オーナーの中島さんは、私が東京で活動していた頃からのお付き合い。この春久々にお店へ遊びに伺った時、店内に並んでいる彼女のハンドメイド製品に目が止まりました。カラフルでかわいい模様のプリント生地で作られた小物入れを見つけて「こんなファブリック雑貨にコラージュしてみたいナァ🎶」と思わず口に・・。 快く引き受けてくださったお気持ちに大変感謝しています🍀 コラージュが似合いあそうな生地を吟味。自らチクチクと刺繍を施したオリジナルの取手紐を準備して、早速  秋用に数点製作していただきました。

 

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今回の小物入れのイメージは、ヨーロッパの 温かみあるレトロな刺繍。
(少し立体的で温もりのある素材で施した模様がワインポイント添えてあったら、心が弾むんじゃないかな…)
数年前に友達と行った 銀閣寺にあるユキ・パリスさんのアトリエ。そこで見た、収集されたアンティークのテーブルファブリックの手仕事は、懐かしくてキュートで繊細でした。使える事が優先された日用品なのに、手の込んだ仕事が施されている事にとても感動したのを覚えています。オマージュの気持ちで、その時購入した刺繍本を眺めながら…。


そんな構想話をしていたら、この春個展を開催してくださった装飾家の黒石友希さんが 刺繍やステンシルなどの図案集を貸してくれました⭐︎ 洋書の魅力的な装丁にも惹かれ、ますます気持ちが高まります。 

 

2016081815580000.jpgそんな資料の図案を元に 草花や木の実、蝶々や小鳥などをモチーフにした、ワンポイントや帯模様などのパターン柄をコラージュ。 布や刺繍糸を直にボンドで貼り合わせていきます。始めてみるとナカナカ大変^^; 
仕上がりの様子を見ながら 色々なタイプを作ってみます。

 

洋書の刺繍図案をそのままコラージュ用にアレンジ。ナナカマドの枝や実、葉っぱを染め和紙で貼り合わせ、二羽の鳥は様々なコットンやリネン、刺繍糸を貼り合わせて。ワンポイントのつもりが、ついつい手の込んだコラージュになってしまいました。

 


資料を全く見ずに 小物入れの雰囲気に合わせて描いた図案も作り始めました。
黄色いコットンリネンに リネン布と刺繍糸でコラージュ。
今回のコラージュで大切にしている事は ”楽しくワクワクしながら進める”。
会期の決まった展覧会となると(作らなきゃ)が先に立ち、楽しい気持ちで作品に向かえなくなる。”ゆっくりペースでもワクワクとトキメク気持ち”が湧いている状態で取り掛かれるように。

 


 こちらは いつかやってみたかった ラフ図案も下絵もなしの完全フリーハンドコラージュ。
本体の素材感や雰囲気を生かし、糸の自然な動きや感覚で自由に描いてみる。

 

枝に小鳥を止めて^^☆🐤  ヘンリボーン模様の小物入れ。「コラージュしなくても充分素敵」と思ったので、手を加えるのに勇気がいりましたが、思い切ってフリーハンドで。

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カレンダーの原画作品や香箱では、実物の生物をスケッチして下絵と図案を起こしてから制作に入るのですが、小物入れへのコラージュは刺繍のデザインを自由にする感覚。まだまとまりのないデザインですが楽しく進められています。 そう、まだまだ先は長い。楽しく丁寧に作る事を大事に🍀 

 

 

夏休みの過ごし方Ⅰー 作家の喜び🍀


京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

2016.08.01琵琶湖
2016.08.01琵琶湖

 

8月は、京都より3℃は低い故郷に帰って自分メンテ中。持病薬の副作用検査を受けたり通院を済ませたら、この春夏の疲れが一気に出たようで、眠くて眠くて💤(苦笑)いっぱい睡眠と栄養補給をして、 ようやく元気復活してきました^0^ 。

五輪の開会式に魅了✨ サンバは心が明るく軽くなり、ボサノヴァは心穏やかに癒される🎶
オリンピックはいつも 孤独な創作時間のパワー補給。ゴール(完成)への道のりにエールを送り、エールをくれる。この夏は
リオにハマりながらの創作時間になりそう⭐︎

 

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さてさて  今日はずっと書き留めておきたかった ~ 作品お買い上げ記録のBlog ~ です

 


 

コラージュ製作を始めて6年、ONO*SpaceをOPENして早3.5年、これまで21点の作品がお嫁にいきました。
そのほとんどが京都での展覧会Space にお越し下さった方に気に入っていただいて、お家や仕事場、又は大切な方への贈り物にと運んで下さいました。
私の手もとから様々な居場所にゆったりと飾っていただいて、また様々な方に観賞されているのかと思うと、本当に有難くて感謝の気持ち。1つ1つが思い出深く意味深い記憶です。




初めてお買い上げいただいた作品『anemone』4連作。
まだコラージュでの個展などを開催する以前、HPでご紹介した画像をご覧になり、e-メールでのご連絡をいただきました。お渡しの後は額装され、名古屋に新しく建てられた介護施設のリビングに設置いただきました。

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展示風景の写真、今はこの  お送り頂いた画像のみ。新築の香りがする奇麗なお部屋の壁におさまって誇らしげに見えます。作品と色合を合わせて置かれたテーブルセンターが印象的。
初期の作品は技法の原点とも言えます。自分に一切何も無くなってしまったような感覚になった 空虚な時代に生まれた”自分の出来る事”。まだ塵のような自分の それを認めてもらえたような気持ちになり、とても救われた出来事でした。


 

睡蓮3連作

 

睡蓮 睡蓮 睡蓮

睡蓮の3連作。2011年東京青山での個展「Cycle」と、2013年アトリエオープニング個展にて展示した作品。ご自分の会社の事務所の1室に飾りたいとの事でお買い上げ頂きました。
リネン生地が大好きで、京都のリネンショップで購入した「ネロリ」というハーブから取られた名前の生地は、クリーム色のような、生成のような 柔らかい曖昧な色合い。そこに自ら染めた和紙を貼り合わせた睡蓮とお玉杓子をモチーフにした3作品。3点で1作品と思っていたので、一緒に飾っていただけている事が嬉しいです。お渡しの際、事務所の木製家具の風合いに合わせた木地額で額装させていただきました。

 


 

菫とパンセ
こちらもお仕事場。2015年春の個展の為に制作した 仏アンティーク植物図鑑の一頁『菫とパンセ』からの模写図案コラージュ作品。生成リネン地に染め和紙や刺繍糸を使用して、異国の古い図鑑をそっと紐解いた時の乙女な憧れやオマージュを表現した作品。以前からヨーロッパのボタニカルテイストをコラージュで表現してみたかったので、念願叶った作品第1号でもあります。
京都の同志社女子大学にお勤めの女性が「事務室の壁に⭐︎」とお買い上げくださいました。

その後のある日、飾られている様子を拝見しに大学へ。

 

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快く学内をご案内いただいて 作品の飾られたお部屋でお茶を楽しませて頂きました。学内のレトロな煉瓦作りの教会
や校舎の内装と相性が良くて、作品も嬉しそう^_^。
美しく清純な環境へお嫁入できて幸せ者です✨

この植物図鑑からの作品は 他に、『アネモネと雪割草』が2015年個展開催時に京都上京区のご婦人にお気に入りいただいて「部屋に飾りたいワ」とお持ち帰りいただきました。

 


 

白い彼岸花

『白い彼岸花』。2011年個展「Cycle」とアトリエオープニング個展にて展示した作品。
秋風の吹く時季に咲く白い彼岸花を、深紅の布地の上にコラージュした作品。

日本画の絵の具や糸芯などを染め和紙と一緒に貼り合わせて制作しました。
じゅらく壁の床の間に飾っていただくとのことで、松の天然木の贅沢な額装をさせていただきました。

 


 

フランネル

フランネル フランネル


『フランネルフラワー』3連作。
2011年個展「Cycle」と、2013年アトリエオープニング個展にて展示しました。フランネルフラワーをサイクル状にデザインした  私もお気に入りの作品。顎の部分に糸をたくさん貼り合わせた個性的なコラージュ技法です。京都にお住まいの女性がそのままの状態でリビングに飾って下さっています。

 


 

睡蓮

2014年の個展のご案内状に使用し、2016年のカレンダー7月に使われた作品『睡蓮とお玉杓子』。

時折出張で京都へ来られ、ふとアトリエを見つけてお立ち寄り下さった東京のお客さまが、お住まいのお部屋に飾って下さっています。作品の雰囲気に合わせて白木の額装で仕上げました。

 


 

渡り鳥

こちらはお祝いの贈物にして頂いた作品。

個展Cycleでの12月『渡り鳥』。湖西の冬、浮御堂から眺めた新年の風景。雪の降る松葉と一羽のカモメをモチーフにした個性的な菱形の作品です。

 

渡り鳥 渡り鳥

京都の中心街にあるオフィスビルの3F 打合せスペースに飾っていただいています。オフィスのパーテーションに合わせ、ウオールナットの木製額に仕立ててお渡しです。

 


そして、先日は違う場所で、私以外の方によりお客さまへコラージュ作品を届けていただきました。

今年2月に京都の伊勢丹百貨店にて開催された チャリティー展覧会『芸術家と文化人の作品展』。
昨年の個展にお越しくださったお客様とのご縁で、この展覧会に出展させていただきました。作品が落札された場合、その売上は世界の恵まれない子供達や、日本での震災の支援金として活用されます。
これは良い機会と感じ、これまで製作した作品に中から、私の元で充分に活躍してくれたから手放してもいいと思う作品 8点をご提供させていただきました。

上の展示写真の中央は個展「Cycle」の為に製作した 梅の小作品4点。ラベンダー色のリネン地に、染め和紙や糸芯・ビーズ、そして銀泊や岩絵の具絵など、日本画材も使用した作品です。1点づつ離して展示した事しかなかったので、1つの絵のように額装された様子がとても新鮮で素敵だな と思いました。

 

13240748_1105059662890342_6729266593507045584_n チャリティ出展作品
『彼岸花と秋草』
2014年「12ヶ月展」に出展、

2015年9月のカレンダー絵に使用。
『ナンキンハゼとムク』
2014年「12ヶ月展」に展示作品、

2015年12月のカレンダー絵に使用。

 

チャリティ出展 チャリティ出展作品
『雪割草』
2015年「12ヶ月展」に出展、

2016年2月のカレンダー絵の使用。
『銀杏とジョウビタキ』
2014年「12ヶ月展」に出展、

2015年11月のカレンダー絵に使用。

どの作品も思い出深い、その時々に生まれた分身のような存在。美しく額装され、多くの方々に鑑賞していただけた上に なんと なんと、 8作品すべてが落札され、ご希望された方々の元へ旅立って行きました⭐︎

 

作品を飾っていただけるだけでなく、初めて自分の生み出した物で支援への寄付が事が出来て、作家冥利につきるという喜びにあふれた瞬間でした🍀
人の役に立てる・人を助けられる…これほど嬉しい事はありません。こんな機会を作っていただいた支援団体の皆様、コラージュを気に入って下さった皆様に感謝の気持ちです。

 

 

’16上半期終了⛵️


京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


梅雨が明け、私自身の2016年もようやく上半期が終了。


まだ肌寒かった3月から自身の個展を1ヶ月半開催し、
GWから7月22日迄の3ヶ月はアクセサリー作家さん・織物業者さんとの三者合同企画展という試みを体験。
スペースは相変わらずゆったりとした時間の流れではありましたが、私にとっては1つ1つの出来事が良いペースで行き交い、とても充実した半年でした。

3年目のONO*Spaceも半分が過ぎたんだと実感です。


間もなく、秋から年末にかけて開催する展覧会の案内状の印刷入稿をバタバタと済ませ、今日はつかの間のほっと一息。
(亜ぁやれやれ〜…)と思うと同時に、無事に会期を熟せたことに 心から感謝の気持ち🍀。
自分なりに作った空間へ沢山の方々が足を運んでくださって、初めましての方、Spaceをお気に入りとして 再びお越しくださった天使のような方、再会した懐かしい方々・・と一緒に楽しい時を過ごせたことに しみじみと感謝の気持ち🍀。
(ずっと一人あのままアパートの一室で仕事をしていただけなら、こんな体験は出来なかっただろう)と思うと、京都にこのSpaceを持てた事に感謝の気持ち🍀。

やった事への反応を顕著に実感できるほど ありがたい事はないかもしれない。
✨本当に本当に ありがとうございます✨

 


しばらく外へ出られない日々だったので、今日は贅沢に『ダリ展』を観賞後BookCafeでゆっくりまったり。
至福のひと時✨

 

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この半年で 時間はほとんどSpaceでの事に費やしたのですが、
大きな買物といえば、Mac Book Airを購入した事かな・・💻。
ほぼ動かなくなった10年選手のi-Bookを新調。3年前にデスクトップをi-Macにしてから以来のPC購入で、ちょっと思い切った買い物💦ですが、外出先でも作業できるっていうのはホントに嬉しい!
(外に出たいが部屋に残した作業が気になる…)という貧乏性な私には この夏大活躍しそうな予感⭐️

 


スペースOpenの合間に行った印象的な美術鑑賞といえば、梅雨時期に行った「Paul Smith  Hello!」展。

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全てが上品でキュートでラブリー★ 遊び心のある色彩も魅力的。

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壁一杯に展示されたコレクションやファンレターなどの額装含めた、英国のお洒落なおじさまのデザインワークを堪能できました。

 


 そして同じ頃 京都伊勢丹で開催していた「イラストレーター  安西水丸」展。

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小さいBOXでの個展は時折拝見していたけれど、これほど膨大なお仕事を一挙に観賞したのは初めて。

私が初めて買った邦楽レコードがYUMINGの『PEARL PIERCE』。その時から水丸さんの無駄のない、削ぎ落とされた単色静物イラストが目に焼き付いて、いつの間にか見たらすぐに「安西さんだ」と分かる作風の虜になっていた気がします。イラストレーターとしての仕事への考え方も共感できて、とても良い時間でした。


”この人にしか出来ない” ”この人でないとダメだ” と思わせることができたら、もう仕事人として無敵ですね。なんとも羨ましく、強くリスペクト・・・

自分の世界で仕事を発揮できるのは誰しも憧れる事だけど、何よりも人から必要だと思われ続ける存在感。
運だけではない実力と、人を惹きつける魅力・そしてエネルギー。
芸術の世界だけでなくて どんな分野でも そんな素敵な人が居ますよね。
羨ましいと感じ、そこへ目標を置いてこれまで過ごして来たのですが、なかなか力及ばずです;;。
でも自分なりに、これからも。
素敵な展覧会は作品だけでなく、人物像へのリスペクト感をパワー注入できます。

さて、そろそろ暑いスペース内に戻って 片付けと掃除しなくちゃ〜😓

 

 

 

春の個展 開催中です🌸

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

いよいよ本日より アトリエONO*にて個展を開催しています。


 

onomichiko Solo show 『桜』 2016年3月16日- 4月24日

アトリエをOPENして3年目のこの春、初めて私ひとりの個展です。

テーマは”桜”。今の時季、お越し下さった皆さんが季節を楽しんでいただけるように…。
京都での春を、お花見を更に充実していただけるように。そんなふうに想いながら企画いたしました。
長い冬から、ようやく外に出ようかな〜🎶
と想いながらお散歩に、そしてふとONO*に足を止めてお立ち寄りいただけたら嬉しく思います。

 


 

1F Space は『桜・春の花コラージュ』〜香箱・アクセサリー・紙製品〜 展。
こちらのBlogでもご紹介していた、冬休みの間に制作してたコラージュ作品と、桜をメインにした香箱の新作をお披露目です。
また 、初めてオリジナルのコラージュレターセットを少ない数ではありますが作ってみました。
この春よりアトリエにて販売開始です。

 

桜展

そして 作品・香箱に加えて、この度 コラージュのアクセサリーを初めてご紹介です☆

このアクセサリーは、昨春ONO*で個展を開催して下さった作家さんのご協力により生まれたもの。
いつかコラージュを身に着けるアイテムにできたら…と願っていた事が こんなに早く実現して本当に嬉しく思います。

展示中の香箱や紙製品、アクセサリーは、会期中 ONO*のBlogにUPして参りますが、画像ではなかなか伝わりにくいものがありますので 是非、直接ペースにて実物を観ていただけたらと思います🌸

 


 

12432F Space では『おのみちこの仕事 春編・さくら地図』同時開催です。

 

桜展

大学で日本画を専攻していたという事だけで ”和風”のテイストを求められ、戸惑いの多かった東京での15年間。紙製品の企画から始まり、イラストレーター、デザイナー… 本当に様々なアイテムに携わる機会に恵まれました。
ゆったりした京都とは一変の刺激的な街で、いつも思いも寄らない展開が多く、その時はただ1つ1つを熟して行くので精一杯でしたが、振り返ると貴重なお仕事ばかり。本当に有難いかぎりです。
1つ1つを蔵から出して整理するのは大変でしたが、感謝の気持ちを込めて。 そして今に生かせる事にも感謝です。

 

桜展
今回はそんな中より、1番のおすすめは桜や新緑の京都名所地図。
婦人雑誌の京都観光特集 折り込み付録のイラストです。随分前のお仕事ですが、今も昔も変わらない神社仏閣・公園や川沿いの桜や新緑の名所を観て、お花見スポットをイメージしていただけるのではなかな🎶 と思いながら額装展示してみました。

 

桜展

正面に展示しているのは まだ社員時代に縁を頂いてお手伝いさせていただいた 佐野藤右衛門氏著書の『京の桜』付録地図絵。イラストの仕事に慣れていない頃でありながら、こんなに貴重なお仕事を任せて頂いた花林舎の皆様に心より感謝の気持ちです。

 


また他には、雑誌のイラストや紙製品の原画の一部、

 

桜展

桜柄の浴衣と そのデザインアートワークをご紹介。
桜や春の花を中心にした、この季節にぴったりな絵柄をチョイスしてみました。
2F Spaceでの「おのみちこの仕事展 vol.1」は 4月17日(日)19:00まで開催しています。

 

 

 

京都にふたたび身を置いて3年。
東京に居た頃を思うと これもまた、こんな日が来るとは思っていませんでした。
生まれた京都に戻り、京都弁を話して京都人している私。
本当に人生って何が起こるか解らないものですね…
でも いつも自分なりに精一杯、そして楽しく取り組んで行きたいと思います。
これまでもそうだったように これからも必ず。

お花見日和 お近くへお越しの際には 是非お立ち寄りください🌸 お待ちしています♪
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ONO*春の企画展 onomichiko Solo show 『桜』
会期:2016年3月16日 – 4月12日 13:00〜19:00 月・火曜定休(祝日はOPEN)
場所:ONO*Atelier&Space

香箱について。

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


リネン・コットン・古裂などのファブリックや、染め和紙、ビーズ、刺繍糸など 様々な素材を
貼り合わせた技法 ”コラージュ” の制作を始めて、早6年になろうとしています。
コラージュについては一度こちらのブログでお話したので、
今日はそんなコラージュの小箱   ”香箱”  についてお話したいと思います。


今月からの展覧会では、コラージュ作品と一緒に、香箱をお披露目します。

 

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香箱(こうばこ)は、京都のアトリエONO*をOPENする時に生まれた 1点ものの作品 兼  製品。
扱う素材の質感や立体的な膨らみ、温かい風合いで、”側に置いて癒される存在”になってくれると嬉しい…と思いながら、1つ1つ貼り合わているコラージュを施した、”使う作品”です。

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香箱 DM

 初めて香箱をお披露目した時の、アトリエオープニング個展のDM。
この頃は、その後も香箱をこんなに沢山作る事になるとは思っていませんでした。

野乃花 香箱
野乃花 香箱


オープニングに初めてお披露目させていただいた香箱は お陰様でお嫁に行き、
昨年春に 2回目の香箱展「野乃花香箱」を開催させていただきました。

ただただ 香箱の魅力を共感して下さった方が多い事に感動しています☆

 

 


 

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koubako

 

 ふっくらと膨らんだ蓋に、染め和紙・ビーズ・刺繍糸などで季節の草花が貼り合わせてある小箱を開けると、小さな絹シャセの中からほのかな香木の香りがします。
この香りは、京都のお香。御所西にあるお香屋さんより匂い袋に入れる香木を買わせて頂いています。
コラージュと一緒に京都の香りを楽しめる、そして小箱の中に入れた道具や宝物に香りが移り、ほっと笑顔がこぼれる…そんなことを想像しながら この小箱を作り始めました。


香箱が出来上がるまでの過程は、少々時間が必要。

香箱

1点ものの箱を作られる箱屋さんへ 手持ちの布や手漉き和紙を厳選してお送りし、大きさや仕様を細々と相談しながら、1つ1つ手作業で作って頂いています。
色とりどりの小箱が届いた時は、嬉しくて心躍る感触☆
出来上がった箱の蓋に、小箱の雰囲気に合わせた色デザインをコラージュしていきます。

香箱

コラージュ作品を制作する手順と同じように、下絵を合わせ、
部品をカットして1つ1つ貼り合わせていきます。

香箱

和紙や布、糸やビーズ・・・それぞれの魅力が小箱を引き立ててくれるように。

香箱

『桜』をテーマにした今回の展覧会。 香箱も桜モチーフを沢山作ります🌸

 

香箱

小箱に貼られた素材の雰囲気で、仕上がりが様々に変わるなところが難しくもあり、とても楽しい🎶
今回は小紋様の着物生地の小箱にもチャレンジ。
桜の模様は 和の小柄模様にもとても相性が良いようです。

香箱紗や縮緬の古裂の小箱。
霞や蔦などの、織り・染め模様は コラージュにさり気ないニュアンスがプラスされ、
モチーフの花に 何となく背景やストーリーを感じさる仕上がりにしてくれました。

 


 

 

香木匂い袋用の香は、白檀や丁字、桂皮、龍脳などの天然香原料を細かく刻み、調合したもの。
鎮静効果もある天然の香木を、昔ながらの手漉きの和紙に包み、手作りの着物生地シャセの中に入れています。
香は約半年保ち、足りなくなったら差し替えてお楽しみいただけます。


 

 香箱

香箱は リネンやコットン、着物の生地を仕様した貼り箱の上に、糊とボンドを使って様々な素材パーツを定着しているので、擦れたりひっぱったりすると部品が取れるおそれがあります。また、厚紙で作られた箱の身の部分などは、長く使っていると劣化したり色褪せたりしてきます。
初めてのお披露目の際にお持ち帰り頂いた方のお箱も そろそろ そんな事が気になって来る時期ではないでしょうか…

この春の個展では、香箱のメンテナンスも受け付けさせていただこうと思っています。「花の蕊が取れちゃった」「箱の身が汚れて気になる…」などなど。もしも香箱を見て気になることがありましたら 是非お持ち下さい。ご相談しつつ、新しく蘇らせていけたら と思います。

 

 


 

 

会期までいよいよあと2週間。今日もご案内状をしたためつつ、香箱の制作です。
手が遅い私なので、沢山の数は出来ませんが、少しでも皆さんに楽しんでいただけるように…
精一杯心をこめて🌸

 

冬休みの過ごし方。7 〜一乗寺 欧風巡り〜

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


京都で過ごすようになってまだ3年なので、学生時代にはなかったお店や画廊、カフェなどを少しづつ巡っていくのは何とも楽しい。
ONO*OPEN期間中は、様々な方がお越しになって色々な情報を下さるので(休みになったら訪ねよう🎶)と思う場所がいっぱい増えて楽しみの1つにしていたけど、いざ冬休みが来ると制作と準備に追われて  なかなかそんな時間を取る事が出来ないのが少々残念。

 でも今日は、ウォーキング兼ね  思い切って半日外出。
早朝ウォーキングで歩く加茂川から高野川沿いへ上がり、叡電添いをテクテクと。
小春日和で3月下旬くらいの気温だったので 少し汗ばむくらいあたたかさ☀ 
目指すは 乗寺にある恵文社へ。

恵文社


ギャラリーと本屋さんが隣接している煉瓦作りの建物が癒される。
東京から戻って来た頃、友達に案内してもらって初めて行ったのが もう5年以上前のこと。
文具や洋書が大好きな私にとっては、入店すると1日中居たくなる空間。


今日の目的はイラストレーターの友達から情報で、手刺繍アーティストさんの個展。
「刺繍糸を使って小さな作品を作っている方」と聞くと、(素材感・立体感・手作業の温もりに触れる事ができるのかな🎶)と拝見したくなる。
私のように貼っている方は滅多にいないかと思いますが、刺繍で描くというのはとても素敵だなと思う。

それはそれは精密で、素敵な作品たち。 ハンガリーでおばあちゃんの刺繍に触れ生活の中に当たり前にある「刺繍」に衝撃を受けたという作者。幾重にも縫い重ねた手の込んだ作業は、刺繍という枠を超えて1つの独自な世界だな、という印象でした。小さい世界に可愛い動物をひと針ひと針…1点にかかる時間は40時間以上なのだとか。
丁寧なしごと。来て良かったなぁ。。。

 

恵文社の本屋さんの中をじっくりと洋書や写真集、絵本などを見て過ごし、その後は かねてから行きたいと思っていたお店へ。
ドイツ菓子のお店 Frau Pilz(ラウピルツ)さん。

Frau Pilz
Frau Pilz

 

 昨年、アクセサリー作家 mycetozoaさんの個展を企画した時、開催オープニングに、mycetozoaさんのお友達から可愛いドイツ菓子のクッキータワーの差し入れがありました。私も頂いたのですが、そのクッキーが何とも渡し好みで♡とても美味しくて、(一度行ってみたい☆)と思っていたお店。

Frau Pilz
Frau Pilz

 店内は想像通りの雰囲気で お菓子ももちろんのこと、キュートな玩具店のような空気感。
ラウピルツ=「キノコ婦人」。お店のロゴであるキノコのチーフが店内の隅々にあってほのぼのと楽しい。 作家さんのキノコ作品などが展示されているのも興味深かった。
木造りの、入り口の戸や椅子の大きさは、子供連れで来て欲しいという店主の気持ちが伺える感じ。
安全な食材を使用して作っている安心で優しいお菓子の様です。

 

Frau Pilz
Frau Pilz
Frau Pilz
Frau Pilz


そして美味しそうに並ぶショーケースの中から、厚めでパリパリ皮の二層シュークリームと珈琲を。この珈琲もナカり美味しかった☆

 


店主さんとドイツで修行されていた話をお聞きする。京都のドイツケーキ店で働かれた後、一年発起して渡独し、お菓子作りを学ばれたんだとか…。
体の事があって学生の時から海外へ旅行したり長期滞在した事がない私にとって、日本以外で学ぶというのは未知で魅力的な世界。
日本の風土を客観的に見る事ができる 広くてよい時間を持てるのだろうなぁ・・・。


 美味しい休息をした後、Frau Pilz店主さんから 近くにのフィンランドの雑貨を見られるお店があるとお聞きして 立ち寄ってみました。

salmiakki
salmiakki


salmiakki(サルミアッキ)さん。
こちらも日本から離れて フィンランドに旅行した気分になれそうな空気のショップ。
看板や国旗フラッグが素敵です。

 

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salmiakki(サルミアッキ)


カフェフェスペースもある明るくスッキリとした店内。可愛い雑貨が雰囲気よく置かれている。
いいなぁ〜こういう場所。一気に別次元へと行ける空間がそこにある。独自のポリシーとセレクトが一環してある。京都はこういうお店が多い。
フィンランドの生活雑貨だけど、日本の生活にも馴染む雰囲気の製品がセレクトされていて、毎日飽きずに使えそうなカップやお皿が素敵でした。

 

Frau Pilzさんとsalmiakkiさん。どちらもヨーロッパの香りを日本に そっと違和感なく届けてくれているお店という感じ。手作りでお店の方の気持ちが優しく伝わっている温かい雰囲気は、「一乗寺に行ったらまた訪ねたい。」と思わせる魅力を感じ。

 

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作りたいもの 届けたいものを、ぶれずに黙々と続けている人や空間に触れると、「私もがんばろう」と励まされる。 そして、深く反省も…😓


こんな風に魅力的な場所を毎日ゆったりと訪ねられたらいいのですが…
自分もやることやらないと。 まだまだこれから。

冬休みの過ごし方。6 春の準備

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


2月に入り、2日から〜4泊ほど実家へ夏以来久しぶりの帰省。
もとマイルームだった倉庫部屋に置いてある作品を取りに + 展示台作り + 通院 + 衣更え、などなど…やる事山もりで忙しない数日でした。
唯一の休養は、両親と車で  ほど近く 比良にある温泉♨ → 琵琶湖の見える道の駅でランチ🍴 という1日を
過ごせて、つかのまの ほっと一息。英気を養いました。


さてさて、早々にアトリエに戻り制作とOPEN準備です☆
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春個展DM昨日は春からの展覧会DMが届き、ますます準備スパートの気分。

 


ONO*スペースをOPENし今年で丸3年となるこの春。 これまでは素敵な作家さんの作品展を含めた企画展として開催してきたのですが、4年目のスタートは、以前から思っていた「一度 自分だけでがんばってみよう。」という目標を、今回初めてチャレンジ☆

 


・・・とは言っても この広いスペースを全てコラージュ作品で埋めるまでには まだまだ及ばず…です。

 


そこで、2Fの 展示Spaceでは 東京での15年間含め、これまでお仕事で制作してきた製品やアートワークをお披露目し、長いフリーランス人生の一部をにまとめてみようと思います。
この「お仕事展」も、「いつか開催できれば…」と思っていた企画の1つ。今回はその1回目という事で
3月・4月の期間という季節に合わせた春らしい物をご紹介させていただければ と思い、只今倉庫から保管している昔の仕事をドサっと取り出し、選別中〜。 雑誌やレター、葉書などの紙製品、浴衣やリビング、風呂敷の図案などの中から、今回の企画展に合わせた物をピックアップして額装し、皆さんに見て頂ける様にまとめてみようと思います。

 


そして1F Shop Space にコラージュ作品の個展を開催。 これも初めての試み。
これまでクラフト作家さんの作品を展示してきたウインドウや木製棚に、自分の作品が上手く展示できるかどうか…不安でいっぱい。


“桜”というキーワードを使っての企画展。
オープン当初よりお披露目してきている香箱や、春花のコラージュ作品、紙・布製品の展示販売をします🌸

 


つかの間英気を癒した後、先週よりは香箱の制作を開始。


一昨年失くした繊細なピンセットを新調し、細かい花びらや刺繍糸、極小ビーズを貼り合わせて行きます。  どれだけの数が仕上がるか…皆さんにお会い出来るのを楽しみに🎶
丁寧に 心を込めて がんばります^^☆

冬休みの過ごし方。5

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☂の京都::::
冬の雨は部屋に居るととても気持ちが落ち着くので好き。
ほんの少し温かくなるし。今日はエアコンなしで作業です。

午前中に2017年カレンダーの打ち合わせも終わり、冬休みの間にする事は 何とか1つクリア。
まだまだする事はたくさん・・・。 楽しく取り組みマス。

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昨日は お世話になっている京扇子のメーカーさんの展示会にご招待いただき
制作の合間に岡崎へ。清水坂や五条橋にお店のある老舗の京扇子屋さんで、とても素敵な製品を出しておられる会社。

京扇子屋こちらは 五条大橋近くの本社兼お店の、店内の様子。
親しい方のご紹介で、私のデザインも扇子にしてくださっています。

 

コラージュ睡蓮扇子 コラージュ朝顔 コラージュ紫陽花1  

コラージュ作品『睡蓮』『紫陽花』『朝顔』絵柄のお扇子。
扇面にコラージュを制作したのは初めてだったので とても楽しいお仕事でした🍀

 

塗り蒔絵1
こんな素敵な高級扇子のお仕事もご依頼くださいました☆ 
扇子骨が塗蒔絵で拵えられた 1本1本職人さんの手作業工芸品。仕上がった骨をお借りして拝見しながら、バランスを考えて、地模様の様なさりげないシルク印刷で刷られた扇面柄をデザイン。本物を引き立てる、デザイナーとしてはやりがいある楽しい仕事。正に京都らしい雅な世界に触れる事ができる会社さんとの交流です。

昨日の展示会では、ONO*でオリジナル扇子を販売したいとお話ししたところ、快くご協力いただけるとの
嬉しいお返事を頂いて収穫も大きいものでした✨ この夏から少しづつ試みできれば…🎶と思っています。

 

IMG_0936帰りに立ち寄った 先日OPENしたばかりのロームシアター内にある蔦屋書店Cafe。

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洋書や海外雑誌、写真集 ビンテージなどがゆっくり眺められる書店や資料館は大好き。
東京に居た頃も青山ブックセンターや紀伊国屋、オンサンデーズ、クレヨンハウスなどに行っては、センスの良い本の世界に憧れを抱きながら、そこに居る事に浸ったりしてパワーをもらった。大津のアトリエに居た頃は、近くの造形大学の図書室へ行くのが日課のようにしていて、室内でゆっくり時間を過ごし、そこで借りて来た様々な資料は今でもスゴく役になっている。
煮詰まった時や考えが纏まらない時、忙しさに追われて気持ちが疲れている時は、そこで出会った様々な美しい装丁から新しい視野や感覚、アイデアを広げさせてもらえて ワクワクへ転換できる。今は紙ものは需要が少ないというけど、やっぱり本やノート、手紙やカードのような紙の世界は皆好きだと思う。

昨年リニューアルOPENした丸善も大好きで、少しでも時間があると行くのだけど、数年前 東京に『蔦屋書店』が出来たと聞いた時に「行ってみたいなぁ」と思っていた。特にゆっくりと見たり取り入れたりしたい私は、座ってみられるコーナーがある店内は魅力的。何時でも行ける近くに こんな書店があると思うとホントに嬉しい。

IMG_0943
京都の街中には、カフェとパン屋がとても多くて、どのお店もそれぞれの拘りを感じて魅力的だったりする。お使いの度にそんな魅力的な看板を見つけるので、自分でセーブしていないとふらふらと入りそうになってしまう。貧乏な私には1人でカフェinは贅沢なので、いつもは我慢しているのだけど…制作で隠りの日々だったし、今日は久々にちょっとフンパツして外カフェをして栄養補給。 やっぱり何ともホっとする💓
スターバックスの珈琲を飲みながら 店内の書籍を選別。京都店らしく日本画や和物がとても充実していて、資料探しにもぴったりでした。もっとゆっくりしたいのだけど…戻って次の準備をしなければ;;;
また次の一段落の楽しみに残しておく^^。

冬休みの過ごし方。4

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カレンダーの為の作品制作も、予定通りに ようやく終盤。
本当はもっとじっくりゆっくり漂いながら取り組めたら幸せなんだけど;;;この後する事いっぱいなので、多少の妥協をして  なるべくサクサクと進行。 目標になるように  と、理想的な予定を立てると、少し手こずって延び、つい焦ってしまい、疲れから落ち込み、孤独観と疎外感 悲観的な状態にハマり悪循環・・・。😥そんな時は開き直ってジムへ。スタジオのヨガやピラティス、プールに行って気分を変える。不思議とケロッと立ち直る🍀。もともとスポーツが好きな事もあるのだけど、(体を動かすのは筋肉が付くだけじゃなくて 本当に様々な面で良いんだなぁ〜)とつくづく思う。肩のこりもほぐれてスッキリ爽快☆ 


先日のBlogに経過を載せていた桜の大木作品には、雀ちゃんを1羽つけて完成。桜の大木を描いたので、桜花も鳥も小さくて 細かく大変;いよいよ昨年あたりからメガネが不可欠になってきました😓
雀は群れで見かけるので、今回は何羽かを枝にとまっている居る様子を着けようと思っていたけど、結局いつもの1ポイントに。植物に生物をそっと1添える構図が好きなのは、自分がひとりものだからかなぁ〜・・・トホホ。

コラージュ制作中
次は昨年初めて香箱にもなった苺。箱に使用した下書きをアレンジ。
こちらはカレンダーだけではなくて、何か紙製品用の原画にしたいと思いながらの制作。

苺の香箱。
アトリエのオープニングから出している 使えるコラージュアイテム 『香箱(こうばこ)』は、貼り箱屋さんに布を持ち込み、1点づつ制作していただき、仕上がった箱に、その仕上がりに合わせた花をコラージュします。これまで様々な花のコラージュ箱を制作してきましたが、この若葉色リネンの貼り箱が箱屋さんから届いた時は、とても可愛くて「絶対苺がいい!🎶」と、ワクワクしたのを覚えている…🍓 お客さまからも好評で、オーダーまで頂いたくらいだった苺箱。次回もできれば苺モチーフの製品は出したいところ。

 

コラージュ制作中
箱と同じリネンをベーズに使用して。作品の方にはカレンダーのバランスに合わせて蜂を飛ばしてみる。
蜂はクローバーに添えていた生き物アイテムだったけど、花を見に行った時には1番よく見かける昆虫で、今回は苺花の香りに誘われる蜂を🌸。

次のOPENにも箱を少し出したいと思っているのですが、苺もそのモチーフの1つ。
そういえば香箱についての事をこのBlogに書いていなかった気がします・・・。 是非次回には✨^^

 

冬休みの過ごし方。3

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京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


1月も早  半分が過ぎました。
風邪っぴきもほぼ完治したものの、疲れが取れきってない感の昨今。
きっとONO*スペースOPENの片付けが無事終わり、ホッとして緊張感が取れてしまったのでしょう…

年明けても休息取らずに、同じペースで制作に入ったので。  少し反省してペースダウン。 昨年初夏から始まった競歩に近いハードな早朝散歩も、しばしおあずけ状態です。
長年患って来た難病の症状が出なくなったからとはいえ、あまりハリキリ過ぎても良くはないので(苦笑)
加茂川散歩は、お昼前の陽が昇ってから ゆったりと冬景色を眺めながらテクテク歩くことに🍀

ペースを切り替えると 昨日あたりから冬らしい気候☃。京都もシンシン白く積もりました:::。SNSを見ていると、皆さんあちらこちらへ雪景色を追っかけている様子が伺えるけど、同じ様には行動できない宿命の私は、外の気ぜわしい空気も遮断された部屋となり、スペース3Fの小さな空間だけしかない気分。 何だか京都へ移る前の 小さなアパートのワンルームでポツンと仕事していた、あの集中した空間へ戻ったような…。1階、2階、3階と、めまぐるしく駆け上がり降りている毎日から、ようやく解放されたような気持ちになった。

・・・やはり私にとっては、このスペースはまだ大きくて使いこなすにパワーがいるのでしょう。
そりゃそうでしょ、長〜いこと自身のことだけやっていけば良かった仕事から、様々な事に気配らなければならない仕事を試みているのだから。まだ始まって3年、まだスタート地点。まだまだ緊張。気はゆるせない。

ようやく今日あたりから気持ちが落ち着いて来ました。
3ヶ所に張っていた目を1点に収めて、iTuneやradikoをBGMに🎶 ココロ充電しつつ次の準備に集中です。

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さて、 コラージュ制作中。


コラージュ制作中 枝垂れ桜
春のOPENまでに済ませなけばならない事の1つ、カレンダー用の作品制作。
風邪でダウンのせいで 予定よりほんの少し押しるように感じ、つい焦って制作すると あまり良い出来でない仕上がりになるので 開き直ってじっくり制作です。
初めての試み。画材に裂地を使用してコラージュ。裏打ちした布は なんてサクサク切りやすいのでしょう✨
古裂の襦袢布をベースに貼り、妖艶な雰囲気の枝垂れ桜を描いてみたいと思い始めた、比較的大きめの作品。

コラージュ制作中 枝垂れ桜

柳のように、枝に葉がついた状態から蕾を着ける。

 

コラージュ制作中 枝垂れ桜 次に花びらを。ようやく枝垂れ桜らしくなってきました。


コラージュ制作中 枝垂れ桜
蕊に刺繍糸とビーズ。小さいので目がショボショボ💦
この辺りから少々悩み始めております。さて、どうなることやら…^^;。

 


 

コラージュ制作中 蓮

こちらは大好きな蓮。
好きな生地を沢山使用して、お気に入りの仕上がりにしたいと思って制作開始♪
裏打ちしたリネンをサクサクカット。

 

コラージュ制作中 蓮
葉っぱに刺繍糸の葉脈を貼る作業。今回はリネンの他にオーガンジーを貼ったりしてみる。
蓮は香箱を含めると随分沢山の数を制作してきているので、ようやく思ったように仕上げられるようになった気がして嬉しくなる。

コラージュ制作中 蓮

花を貼り終えて 透明感のある水面にはリネンクロスを。なかなかいい感じ。
水性植物園の池の蓮。昨年夏に行った時、橋の上から見下ろした様子がとても美しかった・・・
蓮という植物は何故かジオラマのな小さな世界があるような 怪しげな空気を感じるのが魅力。
吸い込まれるように じっと見つめてしまう。その世界に入り、自分の周囲に起こる嫌なことも忘れてしまいそうで気持ちいい。
葉と葉の間に水面が漂い、葉の上にコロコロと水滴が泳ぐ様子はコラージュにぴったり。ワクワクする。

 

コラージュ制作中 蓮
いつも蓮の側に来る蜻蛉をコラージュ。今回はほとんど布で。
体はコットン、羽はオーガンジを貼る。

さて、この後もまだまだ 先は長いです。 ゆっくり行くよー(^^)/。