冬休みの過ごし方。7 – 作品寄贈とお嫁入🍀 –

diary5


京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

 

今日は、今年に入って手もとから旅立った作品のお話。


 


今年のカレンダー1月絵『繭玉飾りと酉』
滋賀県にお住まいの方への新築のお祝いにと お買い上げいただきました。

繭玉と酉木地の枠におさまり、少しオスマシした様に見える鶏🐔

 


 

 

こちらも2017年カレンダーに使用したコラージュ作品『枝垂れ桜と雀』。
カレンダー表紙と4月絵として活躍してくれました。昨春ONO*で開催した『桜』展にお越しいただいた女性と お嬢さんが、この作品をとても気に入って下さって購入を即決☆ ご自宅のお部屋に飾って下さるとのことでしたので、ナチュラルで優しい木地の額装にしました。

 

2772sns

その後 年末まで開催していた『十二ヶ月』展では 額装した状態でお披露目させていただきました。
春から長い間お待たせして ようやく先日お渡しする事ができました。

————–*————–*————–*————–*————–*————–*
自身の個展では、観て頂くお客さまにはコラージュのリアルな素材感・立体感を感じて頂けるようにと、額装せずそのままの作品をご覧頂く事に拘ってきています。
お買い上げのご希望があってから立体額に仕立ててお渡ししているのでしすが、お待たせもしてしまいます。

 

コラージュ制作をスタートして7年ほどになり、こうして少しづつ作品をお気に入りいただいてお持ち帰り下さる機会があると、コラージュをお部屋に飾れる気軽なアイテムとして提案していけるようにも考えて行けたらなと思い始めています。
”使って楽しむコラージュ製品”として「香箱」や「小物入れ 」をご提案していますが、   ”飾って楽しむコラージュ作品”としても。

 

額装を構想する機会があまりなかった私なのですが、なかなか楽しいものなのでしょうね
まだまだこれから色々と 鍛錬も必要です☆


 そして今日は 京都タカシマヤ7Fにて開催されている『芸術家と文化人の作品展』へ。
アトリエにへお越し下さったスタッフの方にお声をかけていただいて 昨年より提供させていただいているチャリティーイベントへコラージュ作品を観に😊

ニッコー『芸術家と文化人の作品展」は、毎年京都の百貨店にて開催される、途上国や災害被災地への支援を目的としたイベント。沢山の作家さんや文化人からの寄贈作品が 展示されています。オークションで得られた収益金は、途上国支援の活動を展開する京都の国際協力NGOへ寄付されるそうです。

カレンダーの為に制作したコラージュ作品 『タンポポと綿毛』『蓮とメダカ』の4点は素敵に額装されてお披露目頂いていました☆

20170216 @TAKASIMAYA
やはり額におさまると落ち着きがあり、お部屋に飾りやすい雰囲気に変身しますね^^✨  手放したものの、自分の部屋に欲しくなってきたりして…(笑)

 

 27回HP用画像

毎年京都の百貨店にて開催される、途上国や災害被災地への支援を目的としたチャリティ・オークションイベント『芸術家と文化人の作品展』。オークションで得られた収益金は、途上国支援の活動を展開する京都の国際協力NGO・日本国際民間協力会(NICCO・ニッコー)に寄付されます。

 私は これまで制作したコラージュ作品の中から4、5点ほど寄贈させていただきます。 他には 京都はもちろん、関西や全国の芸術家、文化人、そしてスポーツ選手・芸能人の方々の寄贈作品をご高覧いただく事ができます。京都高島屋へお買い物の折りには是非お立ち寄りください☆

芸術家と文化人の作品展
場所:京都高島屋 7階グランドホール

会期:2月16日(水)〜19日(日)

冬休みの過ごし方。6 -春の準備-

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

2月に入り、ようやくスペースOPENに向けての準備に集中の毎日。
3月は自身の個展、そして4月後半からGWにかけては雑貨アーティストさんの個展が待っています。
制作だけじゃなく 作家さんへのサポートは片手間では出来ない仕事。身を引き締めなくては…。

————- ————— ————– ————– ————– ————– ————–

今春もアトリエ全館を使っての個展をいたします。

『 Berry&Cherry -ベリー&チェリー-  2017年3月10日(金) – 4月16日(日)
1F Space コラージュ小品展  Berry&Cherry  〜布小物入れ・香箱・アクセサリー・紙製品〜
2F Space    常設展示 春のコラージュ展 この冬制作した新作含め 20点を展示致します。
(詳しくは information Page 又はONO*HPへ)

————- ————— ————– ————– ————– ————– ————–


<コラージュ作制作風景>
開催まであと1ヶ月 小さな布製の小品を中心に制作して行こうと思っています。今年は遅めの準備スタートにも関わらず、開催が1週間早いので・・・😓おっと、焦ってはいかん💦と 自分に言い聞かす毎日。

布小物入れラズベリーの布小物入れ🍓。
昨年秋に初めてチャレンジした布小物入れの春バージョン。この春も、メイファ雑貨店さんとご協力の元、数点お披露目できることになりました^^✨。 昨秋お披露目した時に「カバン?」と思われた方が多かったのですが、これは室内で使う置く小物入れ。窓辺やカウンター、机などに置いて小物を出し入れする雑貨です。もちろん家の中でバック替わりに持ち歩いて頂いてもOKです☆神戸の『メゾンデコール』さんで購入したツイード生地とコード。素敵な素材は制作テンションも上がります。

 

香箱

ラズベリーの香箱🍓
アトリエOPEN以来、4回目となる香箱展示。小さな実を1つ1つカットしながら、お気に入りの生地で貼り箱屋さんに作っていただいた布小箱に貼り合わせていく。

小さい作品は繊細さが生きてくる。
なるべく観て楽しい小箱に仕上がるように 丁寧に 心こめて。

  IMG_4046昨春開催した『桜』展では このサイズの香箱が完売🌸 本当に有難い気持ちです。
この春も なるべく作りたいと思います😌

 


今回は、小さめの額装も数点制作中。
お部屋や廊下、窓辺や本棚などに 小箱や小物入れと一緒に飾っていただけるような額作品をご案内できたらなぁ と思っています。

IMG_4089

苺🍓の花輪。

いつか、花輪やサークルデザインでコラージュを描いてみたかったので この機会に^^。

 

桜 花輪
これは桜のサークルデザイン🌸。蜂がワンポイント^^。 
1日本画パネルに貼り合わせ。側面にもコラージュ。ビーズを貼って仕上げ☆
1作品に使う時間がとても長いので、どれだけ作れるか解りませんが、時間の許す限り制作していきたいです。


3月からの1ヶ月間 皆さん是非遊びに来てくださいね🎶

 


 

 

冬休みの過ごし方。hibernation in – 冬ごもり中 4-

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

 最近  製作中のBGMは、ラジオドラマや朗読・落語などが多くなった📻。物語を観たくなるのだけど映像を観ると手が止まってしまうので、好きな役者さんや芸人さんの声で配信されている物語や随筆、エッセイなどを選んで 聴きながら制作するのが好きになってきた。そうすると、活字が苦手な私には(最適な栄養補給手段だな)と気付き、これからはレーゼドラマにハマりそうな予感がしている…。耳から入る映像は、様々に想像を膨らませてくれて楽しい。笑ったり・泣いたり・頷いたり。昨日は、市原悦子さんの朗読を聴きながらポカポカと心地よくなり、いつのまにかピンセットを持ったまま うたた寝してしまった😪(苦笑)。


さあ、ようやくカレンダーの為の制作も終盤。先日は制作いただいているデザイン事務所さんへ仕上げた作品を無事納品してスッキリ…😌です。

<コラージュ作制作風景>

12月コラージュ 雪文様 制作過程1 2017.1.21

12月のコラージュ🌲。 細かくて時間のかかる作業に取りかかる。


近くにあるリネンショップで購入した お気に入りの生地。ピンク系の赤とパープル2色の染糸で織られた風合いがとても魅力的♡。縦糸緯糸の線が見える生地は、コラージュに使用すると繊維感が伝わるので、私自身制作する時は特にテンションが上がる。
松葉を刺繍糸で作り始め、

 

12月コラージュ 雪文様 制作過程2 2017.1.21

 

笹の地模様が入った着物の端切れで南天の葉を。 そして、染め和紙で松ぼっくりに見立てて置く🌰。それぞれの異次元な素材が合わさって面白くなる。

12月コラージュ 雪文様 制作過程3 2017.1.23


雪文様を作る。着物の端切れやリネン生地を✂で雪輪にカット。
呉服に使われていた端切れには ほとんど地模様や独特な染めが施されているので、色々と組み合わせて貼ると奥深い表現が出来る。

12月コラージュ 雪文様 制作過程4 2017.1.22

雪輪の中に雪文様を装飾❄️ 糸は直線を描く時にも、とても有難い存在。
日本の文様の「雪」は本当に繊細で美しく、魅了的なデザインなので、いつかコラージュしたいと思っていたモチーフの1 つ ❄︎・.・: : ❄︎ ❄︎ ・ ❄︎ ❄︎ ・❄︎ ❄︎ ・❄︎ ❄︎ ❄︎ : :・.・❄︎
刺繍糸やビーズ、和紙を使って六角形の結晶に描いていく。 結晶は、青山で開催した個展『Daily Life』での作品モチーフ。インテリアファブリックや風呂敷の図案の仕事をしていた頃からもよく使った 私にとっては身近なモチーフなので 久々に描くと懐かしい気分が湧いて来る。

 

12月コラージュ 雪文様 制作過程5 2017.1.23


手持ちの様々な色や形、大きさのビーズやスパンコールを貼る。ちょうど外は雪がちらちらと降り、気分もUP❄️⛄️❄️ 

12月コラージュ 雪文様 制作過程6 2017.1.23

 
ムク鳥をコラージュ🐦。 本来ムクはチャコールグレー、ベージュのような色合いなのですが、全体の色合いに合わせて暖色系にアレンジ。クリームとオレンジ色の布を貼る。

12月コラージュ 雪文様 制作過程7 2017.1.24


羽ばたき寄り添う感じ。 コットン布・染め和紙・刺繍糸を使って。

 

12月コラージュ 雪文様 制作過程8 2017.1.25


いよいよ仕上げ。 松の雄花と南天の実をビーズで貼り合わせる。松の雄花には、青い雫形のビーズ、南天の赤い実も丸い雫の形のビーズを💧💧💧

 

 

12月コラージュ 雪文様 制作過程9 2017.1.25


12月の京都のイメージ。
和の魅力を醸し出す街はクリスマスムード一色となり、山や川では鳥達が冬支度で忙しない。人々は、お正月準備に追われて師走の空気が漂っている…それが私の感じる京都の12月🌲。
今と昔の融合・和と洋の融合を表現できたら嬉しいです☆

 


 

9月コラージュ 桔梗と月 制作過1 2017.1.26

9月のコラージュ🌕。
何ともいえない日本らしい色。深みのあるボカし染めが魅力的な着物のお襦袢用生地をパネル貼りし、染め和紙を貼っていく。

 

 

9月コラージュ 桔梗と月 制作過程2 2017.1.27
IMG_3991
9月コラージュ 桔梗と月 制作過程3 2017.1.28

 

刺繍糸で花線や蕊、葉脈を描く。 桔梗の風船の様な はち切れんばかりのまん丸な蕾が大好き🎈 

9月コラージュ 桔梗と月 制作過程4 2017.1.29

 

今年は着物の生地を何種類か好んで使う。霞の形に切り取られた青海波(せいかいは)の地文様部分を丸くくり抜いて月に見立てます🌕。・・・初秋の月と霞を印象付け。純白に白い絹糸で繊細に織られた文様って、微かに見せる控えめな美を感じ、本当に魅力的に思う。

9月コラージュ 桔梗と月 制作過程2 2017.1.29
9月コラージュ 桔梗と月 制作過程5 2017.1.29


夜露ビーズを貼って仕上げ🌟 夏が終わる哀愁感。夏と秋の境目である月の曖昧な空気感が伝わるといいなぁ

 


 作品制作が終盤になり、昨年オーダーいただいた香箱の制作に ようやく着手。

香箱 木蓮

 木蓮の香箱を制作。 白木蓮と紅木蓮を細長いタイプの小箱で とのこと。 地模様の入ったベージュの裂地で拵えた小箱に白木蓮、純白のリネン生地で紅木蓮をコラージュ。

基本的に作品のオーダーは お待たせしてしまうという事と、お客さまがイメージされている通りに仕上がらない事の方が多いので あまりお受けしていなんです…昨年は大小の香箱4点のみ。

香箱 木蓮

大学で日本画を専攻していた頃に描いてみたかった私も大好きな花「木蓮」。
ご希望を聞いて直にイメージが沸いて、早く制作できる日が来て欲しいと思うくらいでした。 仕上がりは思っていた以上の満足感。私自身も欲しいくらいにお気に入り^^♡


香箱 秋桜
もう一つの ご注文香箱「秋桜」にも取りかかる。
2年前ホールマーク社より発売された便箋の原画のイメージで香箱サイズにデザイン替え。秋桜は葉っぱが細くて繊細なのでカナり大変なんです💦

香箱 秋桜

出来上がった秋桜香箱を 嬉しかったのでお天気の良い日にスペース2Fで撮影📷。

香箱 秋桜ピンクと白の秋桜が風にゆれて🍃

香箱 秋桜

純白のリネンに染め和紙・刺繍糸。こちらも木蓮に合わせ、なかなか満足な仕上がりになりました🌸

ようやく一段落…ついている暇はなく、今月からは春の企画展準備に入ります。花の開花時季、温かくなる頃に また沢山の方とお会い出来る様に^^♪

 

冬休み過ごし方。栄養補給

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

 ようやく風邪は快復☆。
少し温かくなった京都。 時折 気分転換に外出して冬の空気を吸うのが心地よい♫

週末は 祇園 新門前通りのギャラリーカフェ フク和ウチさんへ。毎年この時季に開催されている『福豆展』に今年はようやく伺えました。
京都らしい風情のある町家の暖簾をくぐる。こちらでで開催されている企画展は時折 私にとっては懐かしい都会の匂いが感じられて癒されるんです。京都の陶芸家作品ももちろん鑑賞できるけど、イラストや銅版画、立体ものなど モダンで小粋なプロの作家さんをセレクトされていて、東京時代にふわふわとギャラリー巡りをしていた頃の気分に戻れる。 オーナーさんは やはり東京でお仕事をされていた方だそうで、その頃のお住まいが私のご近所だった事が、お話しているうちに分かったりして とても嬉しかった。

 

京都生まれ京都育ちの私なのだけど、京都のど真ん中で仕事をするのは初めて。まだまだ解らない事ばかりで、ちょっと息苦しくなる事もある。 そんな時は あの開放感を思い出させてくれる場所が恋しくなる。
自由で、いいものも・そうでないものも・見慣れたものも・初めてのものもを 一緒こた に扱う都会の感覚が大好きで、大卒後は”決めつけのない世界”を求めて飛ぶ様に上京した。窮屈なものが解ける感じがして伸び伸び出来た。


2つの作品を購入。
小さな豆作品がたくさん並んでいた中で、フク和ウチさんを知るきっかけとなった作家 保坂優子さんの銅版画の豆絵本を。とてもセンスのあるイラストを描かれる方なので楽しくて好き。
それから、キラキラの釉薬が私に手招きしていたので、少しブルーがかった一輪挿しもGet。

 

 竹内玄太郎 一輪挿し(磁器)
京都の 竹内玄太郎という作家さんの一輪挿し。 淡いブルーを帯びた白磁。好きな色合いです(^^)。時々スペースにも飾ろう♪

 

保坂優子 銅版画豆本銅版画の風合いが温かい豆本は、気に入ったフレームが見つかったら額装しようと思う。
保坂さんの作品は、一昨年の個展で購入したレザーのクラッチと部屋履き、小物入れ、そして昨年は小さな銅版画を1点購入し、これで5点目。小さなコレクションが増えています。

 

籠もりの毎日に ほんの少し あたたかいホッとする癒しのお買い物でした。

 


日曜の夜は四条大橋の袂へ。

©TOKASAIKAN
©TOKASAIKAN


若い頃からヴォーリズ建築の佇まいが魅力的に見えて、いつか食事をしてみたいなぁ…と憧れていた老舗の中華レストランで晩ご飯。今月はこの日をとても楽しみにしていました^^☆

©TOKASAIKAN
©TOKASAIKAN

天上や階段の手すりなど、細部にわたり繊細な創りで調度品もカッコいい。居るだけで夢見がちな気分になれる(エレベーターもレトロで素敵なんです)。 

個室を予約し、1月が誕生日の両親を呼んでディナー。 プレゼントにコース料理をフンパツしました🍴 念願叶い久々の外食🎶で栄養補給。 こういうのは時々必要ですね★
さて 帰宅したら制作ガンバロウ。

 


 

 

冬休みの過ごし方。hibernation in – 冬ごもり中 3-

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

数日前から風邪の前兆のような症状になり😷、ますます籠もりの毎日。。。猫のように寝て寝て🐱
外出予定もキャンセルですが・・・クヨクヨは昨日まで。切り替えて作業を楽しんでおります🎶


最近は、ちょうど1月からドラマの新番組が始まったので、部屋にある小さなTVを珍しくタイムリーで付けて観てみている📺。TVでドラマ観るなんて何年ぶりかな… 今のところ、松たか子さんや満島ひかりさんが出ている「カルテット」は、まるで劇場のお芝居を体感しているような感じで面白いく観られそう。(カラオケボックスって楽器の練習場に使えるんだなぁ…)とつくづく関心したりして。
20代〜東京に居た頃迄は 友達とよくシアターコクーンなどへお芝居を観に行ったけど、最近は全く行かなくなってしまった。ここ数年は どちらかというと放出の時期だったようで、自分に何も入らない気がしたり、人の表現する異な感覚が入るのが嫌で無意識に避けていた様な気がするけど、最近はネットで観損ねた映画やドラマを溜観したり、TVでドラマを付けている事を思うと、そろそろ色々と鑑賞したい気分になってきたのかもしれない。
出来るなら、歌舞伎座 広いホールや劇場でゆったりと贅沢に鑑賞してみたいなぁ・・🌟

 


<コラージュ作制作風景>

6月コラージュ ドクダミと紫陽花 制作過程5 2017.1.13

さて、「ドクダミと紫陽花」の作業続行。 


雨上がりの庭。
2色の紫陽花を貼り、ドクダミの葉脈や小さな草の様子、雨つゆのビーズを貼り終えて完成★
…なのだけど、


 

6月コラージュ ドクダミと紫陽花 制作過程5 2017.1.14

 
なんとなく雨蛙がこのドクダミ畑の中に居たら…と想像し始め、

 

6月コラージュ ドクダミと紫陽花 制作過程6 2017.1.14

 


急遽 アマガエル🐸を貼り貼り。作品参加させました^^

 


 

7月コラージュ 睡蓮 制作過程1 2017.1.13

ドクダミと平行して進めていたのが『睡蓮池』。
下絵をトレーシングペーパーへ写し。

 

7月コラージュ 睡蓮 制作過程2 2017.1.14


草津の水性植物園の睡蓮池。
深い池底の雰囲気が印象的だったので、ベースには濃いめのターコイズブルーのコットン生地を使用。
池や湖って、そこに浮かぶ植物の美しさに見せられて眺めるのだけど、その水面の底に未知な世界があるような気がして来る。知りたいけど知りたくない・行きたいけど行けない・水の底が魅力的だと思う。


睡蓮の葉には、自ら染めた様々な風合いの和紙とリネン布を。

 

7月コラージュ 睡蓮 制作過程3 2017.1.15

花をコラージュ。 ピンクの染め和紙をカットして貼り合わせる。
睡蓮の制作は4回目、香箱を入れたら10点以上制作してきているので少しは慣れてきました。

 

7月コラージュ 睡蓮 制作過程4 2017.1.16


植物園の睡蓮池には、小さな水生植物も水草の様に沢山生息していました。少し黄緑色に近い 斑和染めの和紙を使って浮葉をいっぱい貼っていきます。

 

 

7月コラージュ 睡蓮 制作過程5 2017.1.17


浮葉の白い花。後で調べてみると「ガガブタ」という名前の水生植物のようです。

 

7月コラージュ 睡蓮 制作過程6 2017.1.17

フワフワとした繊維が見える白い花びらのガガブタ。和紙をちぎって風合いを出す。
黄色い中心にはビーズを使用。

 

 

7月コラージュ ドクダミと紫陽花 制作過程7 2017.1.18


葉っぱの葉脈や水の波紋を糸で表現。 水滴のビーズを貼って仕上げ。
サイズが大きめだったので 少し時間がかかりましたがイメージ通りに仕上がって満足^^。

 


 

 


ブレイクタイムは、お菓子もお茶も珈琲も大好きなので、これをしたい為に作業しているのではないかというくらいに1日に何回も 欠かさず楽しむ☕


この日は平安殿の「はなびら餅」と栗蒸し羊羹を頂いたので 御薄を立てて一服🍵。
お茶を習った事はないのですが、御薄は大好き♡ My茶筅とMy茶匙、& My茶碗を持っていて、生上菓子があると時々立てる。母に言わせると結構上手い!と褒めてもらえるんです。手首のキレがいいらしい…だからきっと私の立てる御薄は美味しいと思う(自画自賛 笑)

<次回 Blog へつづく>

 


 

 

冬休みの過ごし方Ⅱ。hibernation in – 冬ごもり中 2-

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

1月も半ば過ぎ、ここ数日は冬らしく雪しんしん::☃::
京都は30cm以上積もった所もあるとか。籠もり中には  うってつけの気候です^^。

週末から寒波と聞き、四条へ行った際に業務スーパーとデパ地下の成城石井で食材を買い込んだのと、ちょうど前日には沢山の差し入れを頂いたので、全く外に出ることなくアトリエ内は かまくら状態。
たっぷり野菜とお肉の中華鍋に中華麺やらお餅を入れて・食後は苺、みかん、グレープフルーツ・デザートは濃厚チーズケーキやアイスetcでカナり栄養補給☆ 今年初エアコンもON! にしてホカホカ環境。あぁ…有難い
贅沢な日々に感謝しながら制作に集中です。

 


<コラージュ作制作風景>

5月コラージュ 柳に燕 制作過程3 2017.1.10

「燕と柳」の続き。

 

糸を置いて自然に流れた雰囲気に沿って糊を付ける。素材で描く面白さを楽しむ。一筆書きの墨絵の様な、柳のシナやかさと激しさとは少し違う表現になる。


 

 

5月コラージュ 柳に燕 制作過程4 2017.1.12


枝の合間をくぐって飛ぶツバメ。 今年は私も”柳に風”と行きたいです。
燕って本当に可愛いんですよね・・♡ 飛んでいる所をじっくり観察できないので、写真をスケッチしてデザイン化し、下絵に落とし込む。羽に刺繍糸お貼って目にはビーズを。 

 

5月コラージュ 柳に燕 制作過程5 2017.1.12


今回の作品はクラフト感を出したいので、柳の刺繍を施したように間隔にビーズをたっぷり貼る。
こんなタペストリーがあったらいいなぁ☆ 的な仕上がりを目指す。

 


 

3月コラージュ雛 制作過程1 2017.1.12

かねてから やってみたかったコラージュのお雛さま。
今回は着物の生地(古裂)やリネンなど、布を多めに使用して。押絵や木目込み人形のような和の雰囲気になりすぎないようにしたいのだけど、どうかな・・・

 

3月コラージュ雛 制作過程2 2017.1.13


資料は「古雛」。様々な形や文様が入っている雛を参考にしながら端切れの模様を生かしてコラージュ。細部は刺繍糸や金糸を貼って仕上げて行く。

 

3月コラージュ雛 制作過程3 2017.1.14

古裂の資材感に助けられて 制作もなんとか終盤。

3月コラージュ雛 制作過程4 2017.1.14


1番緊張する(- -;) 顔の部分。 糸で描く事にしたけど、なかなか良い表情にならない…涼やかな嫌味のないお雛さまにしたいなぁ。。 雛はこれからも課題です。

 


 

6月コラージュ ドクダミと紫陽花 制作過程1 2017.1.14


昨年 下絵まで仕上がっていて制作できなかった「ドクダミと紫陽花」。ようやくコラージュできるので嬉しい(^^)。本当はじーっくり、ゆーっくりと向き合って取り組みたいのだけど…時間がないので少し残念;;
ベースになる布は、白リネンと迷った結果、ガーゼ素材の織り風合いがハケ斑の様で魅力的な  柔らかいコットンを使用。雨の多い空気感を出してくれるかな…と期待。

 

6月コラージュ ドクダミと紫陽花 制作過程2 2017.1.14

ドクダミは、ハート形の葉に清楚な白い花でいっぱいになり、ジメジメした時期に生き生きと野性的に成長する好きな要素の多い植物。ガーデニングに凝っていた頃は育てたかったけど、私は何故か手に触れるとカイカイのしっしんが出来てしまう;;。京都には御所や寺院のお庭に瑞々しく咲いているので 眺めて楽しむ。 

 

20170113
6月コラージュ ドクダミと紫陽花 制作過程3 2017.1.14


葉っぱの葉脈を刺繍糸で。

20170115
6月コラージュ ドクダミと紫陽花 制作過程4 2017.1.15

 


葉っぱ完成。次は2色の紫陽花を・・🌸 ワクワクします^0^   <次回 Blog へつづく>

 


 

 

冬休みの過ごし方。hibernation in – 冬ごもり中 –

diary5

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


お正月気分もそこそこにして  元旦から@京都アトリエで籠もり制作中。
京都に来てからは、毎年1月・2月は制作に追われるスケジュールが定番になってきたなぁ・・

栄養補充に、ナッツの入ったチョコとショートブレッド、好物のパンを充分買って☕。
どうしても集中するのは夜なので、就寝はいつもより遅め。 静かな夜中は貴重な時間🌙
BGMは radico。 気分転換はネット配信されている これまで観損ねてきているドラマ・映画を鑑賞。
1人部屋で過ごさなければならなかった時期を沢山熟してきたので こういう籠もりは難なくこなせる。というより この感じは懐かしくて、へたすると一番平常で いつでも戻れる感覚。

スペースを持つ様になってからは  1年のメリハリがあるお陰か、様々な出来事が外から風のようにやって来てくれるお陰か、自分のことや人のことで気づくことの多い。昨年は色々と考えが纏まる事もあったので、目に見えるカタチやお金でなく、得るものが大きかった気が  しみじみとしている。 この歳になって解ることって本当にいっぱいあるんだな と思うと、(まだ 思い込みで解っているつもりの事がいっぱいなんだろうな)と、未熟さを感じたりもします。


相変わらず節電中の弊店期間。 底冷えで寒ーい京都の冬も、今季は例年になくあたたかいので助かります☀ 毎年手足のしもやけが尋常でなく、青紫色に腫れ上がりパンパンになり指を動かすのもヒリヒリ;;人に見せるのが恥ずかしいので、手袋のまま買い物をしたり・・。
今年は比較的マダラに赤く少しの腫れくらい(笑)指も動かしやすいので作業が楽です^^。


<コラージュ作制作風景>

4月コラージュ 桜とメジロ 制作過程1 2017.1.3

4月のコラージュは 桜とメジロをモチーフに。
この冬
4回目となるカレンダー用作品の制作も、年末から始めていたこれまでと違い年明けから開始。
ONO*をスタートした時は OPENしながらの制作をスタンスに考えていたのですが、この建物の雰囲気からして、そんな事は出来る訳でもなく(…甘かった…💦)。  企画展中は店番に集中し、12月はOpen前と19:00にCloseしてから構想と下絵を。片付けしてご飯食べて身支度したら あっという間に夜中になるので、限られた時間に少しづつ進めていました。

制作モードの環境に入ると嬉しいのは、キッチンのある部屋で料理しながら作業できること。簡単に作ったお腹に優しい食事でホッと気分転換して心潤います。
ずっとワンルームで全ての事をしてきたスタンスが 今も1番安心する。 いつまでも小ぢんまり生活が性に合っているみいたいです ^^;。

 

 

4月コラージュ 桜とメジロ 制作過程2 2017.1.4

コラージュは素材を貼り合わせるだけの技法なので、下絵と仕上がりイメージが出来上がっていれば 後は材料を全部揃えてしまって機械的に手を動かせば直に仕上がるのだけど それが出来ない。少し間をおいて糊が乾いてからもう一度見直したり思案したり。違う素材を組み合わせるので 思いも寄らない雰囲気になる事も多いので 毎回実験しているような気持ち。 結構時間を要します。

浅葱色の裂地のに 染め和紙で京都御苑でスケッチした桜枝を。 羽ばたくメジロも和紙を重ね貼り。

 

4月コラージュ 桜とメジロ 制作過程3 2017.1.5


和紙の 染料でボカした風合いや繊維感が生きた作品になりそう。


コラージュで作品作りを始めて6年となると、少しは様々に失敗した事が生かされ、積み重ねて慣れて来るもの。 これとこれを貼ったらどうなるか…予想できる事も増えてきて、1年目、2年目よりは良い感じに力を抜いてこなせている様な気する。

 

2月コラージュ 如月アップリケ 制作過程1 2017.1.5

コラージュ作品は、具象・抽象・織り交ぜ、イメージも様々。やってみたい雰囲気をどんどん取り入れて新しい広がりを楽しみたい。
これは春の七草『蘿蔔(すずしろ)』。大根畑を見下ろした構図。2月のカレンダー絵になる作品です。丸い布に初春のモチーフデザインをアップリケしたようなテイスト。縁にはレース編みしたように刺繍糸とビーズで模様を作りブレードのようなイメージで。

2月コラージュ 如月アップリケ 制作過程2 2017.1.6

他には『土筆(つくし)』・『梅』・『水仙』模様を。
今年のカレンダー10月絵『秋のアップリケ』の出来上がりが なかなか面白かったのでの、連作として構想しました。考えるのは楽しいけど 作業は細かくて大変💦

 

5月コラージュ 柳に燕 制作過程1 2017.1.7


ずっとやってみたかった柳に燕のモチーフ。
大徳寺の襖絵や江戸の粋な手ぬぐいなどでお目見えする構図は憧れ。カタチも素敵なのでインテリアファブリックの織り模様やドレスのパターンにもなっていたりする。燕の品やかなフォルムもさらりと下ろす柳の枝も、格好良くて何度もチャレンジしてみたいデザインだなと思う。今回は青い縦横の織り糸が格子模様のようなカジュアルなリネンコットン生地をベースに。

 

20170109
5月コラージュ 柳に燕 制作過程2 2017.1.8

 刺繍糸の枝に和紙の葉っぱ。風にゆれる柳を上手く表現できるかな・・・   <次回 Blog へつづく>

 




*今年もお声をかけていただき、チャリティーに参加いたします*

 27回HP用画像

毎年京都の百貨店にて開催される、途上国や災害被災地への支援を目的としたチャリティ・オークションイベント『芸術家と文化人の作品展』。オークションで得られた収益金は、途上国支援の活動を展開する京都の国際協力NGO・日本国際民間協力会(NICCO・ニッコー)に寄付されます。

 

私は これまで制作したコラージュ作品の中から4、5点ほど寄贈させていただきます。 他には 京都はもちろん、関西や全国の芸術家、文化人、そしてスポーツ選手・芸能人の方々の寄贈作品をご高覧いただく事ができます。京都高島屋へお買い物の折りには是非お立ち寄りください☆

場所:京都高島屋 7階グランドホール
会期:2月16日(水)〜19日(日)

あけましておめでとうございます🎍

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

☆新年あけましておめでとうございます☆
昨年は、こちらのブログを見て下さった皆さま、
京都のONO*アトリエ&スペースのブログをチェックしてお越しいただいた皆さま
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
お陰さまで、目まぐるしく毎日が過ぎ去り、そしてまた新しい出会いや交流を持てた充実の1年でした。

2017.01.01平安神宮

年またぎの初詣は、岡崎へ。 深夜の平安神宮は初めて。
真夜中にもかかわらず沢山の露店と人。とても賑やかで明るい元旦を迎えました✨


2016年も比較的 毎日を元気に過ごす事ができて、スケジュール通りに作品を作り、そして店主を勤めることができました。
明日の予定を立てられる喜び。人に迷惑をかける事なく過ごせる安堵感。当たり前の事だけど、若い頃に それができなかった経験を持つ私にとっては飛び切りにスペシャルな過ごし方。元気に過ごせるってありがたい。
そんな感謝の気持ちをお礼参して、今年1年も継続させていただけるように‥お祈りです🍀

2017年‥ 今年はスペース5年目に入り、年齢的にも節目を迎えます。
そんな事もあり、昨年あたりから しみじみと時間の大切さを感じる事が多くなってきました。
時間は無限にあるように思っていた頃から、(私に時間は  もうあと  どれくらいあるだろう‥
。)そんな事を思うようになり、欲深い私は まだまだやりたい事が山盛りで 全く足りないと困ってしまいます(苦笑;)。
20代30代は難病と付き合う時間が大半で、元気な時間はそれをケアする事に費やしてしまったので、元気に過ごせるようになった今  ”取り返したくてたまらない”  気持ちが湧き出て止まりません。(こんなに楽勝に楽しく人生が送れるのなら もっと元気な時間を私にください!)って。
この一瞬一瞬はかけがえのないもの。だからせめて、一つ一つの出来事を  一つ一つの出会いを大切に笑顔で過ごしていけたらな と思います^^。

大切なのは冷静になること。
真心で行うのだけど、何かが起こった時は感情的にならずに心を落ち着ける。それが必ず答えを導き  迅速に良い方向に進むと信じています。 感情と想いは  作品に込めて。
そしてなるべく 嫌な出来事は引きずらない。
(これはなかなか難しいのですが‥)いつしか気づけば  意味のあったことだと分かる時が来ると信じて、取り合えず前へ向く。
ー残る時間を有意義に過ごすための 今年1年の心構えでもありますー

本年も 楽しく笑顔で😊⭐︎ どうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m。

秋冬個展開催中です🍄

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ

秋冬のアトリエONO*での個展が始まりました🌰


 

onomichiko カレンダー原画展『十二ヶ月Ⅲ』 
会期 9月21日- 12月31日  13:00~19:00

今年で3回目となるコラージュによるカレンダーの原画展。9月から年末までの開催です。

十二ヶ月Ⅲ
京都のデザイン事務所さんが企画構成・印刷製本されたカレンダーは、細長い壁掛けタイプ。
使いやすいサイズなので多くの方にご愛用いただいて、本当に嬉しい限りです。

松南天とシロハラ昨年の十二ヶ月展2016年カレンダー12月絵『松南天とシロハラ』はリースの左半分。
右半分は今年初お披露目2017年カレンダーの12月絵「松南天とシロハラ」。
2点を合わせてリースを作ってみました⭕️🎄⭕️
この2枚、ポストカードでもペア販売しようかなと思っています🎶 2016年カレンダーを使っていただいている方は、是非組み合わせて楽しんでいただきたい・・・😉ムフフ

十二ヶ月Ⅲ

そして 今年の十二ヶ月展は 京都の伝統工芸 金彩工芸士 三宅誠己氏とコラボレーションしています。
三宅君は、小・中学校の同級生。ONO*をオープンしてからイベントごとに立ち寄ってくれて、色々とお話ししているウチに、「おのさんのコラージュ作品の下絵を金彩にしてみたい^0^」と言っていただき、この度スペースで一緒に展示できる機会が実現しました。花嫁さんの打掛や白無垢を繊細に手がける友禅や金彩。先日挙式を上げられた藤原紀香さんの衣装も彼が手がけたもの。雅な工芸で仕上がったらどんな印象になるのか・・・こちらも是非直にご覧いただきたいです⭐︎

 


 

1F Space では『小物入れと香箱』展。
prune et cerisier コラージュ布雑貨展『小物入れと香箱』
こちらの会期は 9月21日水 – 10月30日日  13:00~19:00 作品が無くなり次第終了となります

 

Blogでもご紹介していた、夏休み中に制作してた小物入れをお披露目です。
コラージュ作品よりもっと身近に、香箱よりもっと手軽に…日常で楽しんでいただけたらと思います。

小物入れをメインに、お揃い柄の香箱も作りました。

布小物入れと香箱布小物入れと香箱

布雑貨は、洋書の刺繍図案を元にデザインした構図やフラットなフリーハンドのデザインなので、これまでの香箱とはまた違ったテイスト。新鮮な気持ちで楽しくコラージュできました。

 

 


カレンダーや小物入れ、香箱は 無くなり次第販売終了しますが、企画展は大晦日まで開催しています。 ゆったり京都の佇まいを感じる二条通りの散歩ついでに 是非遊びにお越しください♪


*個々の作品のご紹介は会期中随時更新の ONO*Blogを是非ご覧ください。

_____________________________
ONO*秋冬企画展familiaファミリア
会期:2016年9月21日 – 12月31日 13:00〜19:00 月・火曜定休(祝日はOPEN)
場所:ONO*Atelier&Space

夏休みの過ごし方Ⅲ 〜レトロな東京Days〜

diary5
いよいよ秋の個展直近 というこの時期に、 なーんと東京へ行ってきました。
 
目的は、秋深まった頃からONO*で個展を開催してくださるステンドグラス作家 岩田けいこさんにお会いする事と、お仕事先への訪問がメイン。そして+αで、久々の東京を数日楽しもうと思っていました。

 

滞在先 ホテルラウンジにて

 

東京へ行くのは5年ぶり。それも前回は青山での個展開催の為に上京したので、滞在期間はほとんどギャラリーに常駐。街を楽しむ時間や気持ちはほとんどなく帰宅したようなものでした。
 その後は 京都への引越し・ONO*のオープンと、新しい身の回りを整える事に集中した5年を過ごし、動きたいけど動けず‥ にいたところ、この度  岩田さんとの出会いにより タイミング良く
思い切って上京する良いきっかけを与えてもらえました。
 
 
そんな久々の嬉しい外出にもかかわらず 先月末から熱風邪をひいて寝込んでしまい、直前まで行けるかどうか微妙な状態に。。。友人への連絡や約束もせず なんの段取りも組まずに行き当たりばったりでの病み上がり出発となりました。
 
 


今回 滞在に選んだ場所は根津。
たまたま程よい内容で取れたホテルが根津駅すぐ近くという立地良く、以前からじっくりと散策してみたいと思っていた 谷中千駄木根津界隈です。

 

根津 六龍銭湯
ホテルのすぐ側に温泉銭湯があり、風邪の治った2日目からは毎晩お世話になりました。
「六龍鉱泉」は昭和レトロな建物の黒湯の温泉銭湯。
建物や内装 何もかも昔のまんま。本当に心地よかった〜・・・♨️。
 
岩田さんと銀座で待ち合わせランチをした後、彼女をご紹介くださった
会社勤務時代の同僚と3人で三越上階のフリースペースで楽しく笑談。
谷中
谷中ぎんざ 夕やけだんだん

 

銀座から3人で日暮里駅へ移動し、谷中銀座をぶらり歩き。
”昭和”の風情たっぷりの情緒ある商店街。たい焼き屋、総菜屋、果物屋、豆腐屋などなど。
とっぷりと日が暮れるまで歩いて初日を終えました。

 



 
少し風邪も楽になってきたので そんな事をSNSに書き込んだら、「会いましょう🎶」という連絡をいただいたり、ちょうど会いたいと思っていた方から たまたまメールが来たりで、滞在中はあっという間に充実した東京Daysとなりました。
 
夢二美術館.jpg
竹久夢二美術館
根津にある 竹久夢二美術館へ。 
企画展『ロマン都市・東京』。生前夢二が住んだ東京の各地での仕事やスケッチが展示されていて
彼の 時代を超えたセンスと多才ぶりに魅了。
夢二がファッション誌や、三越、千疋屋のパッケージデザインを手がけていた頃、
東京は和装から洋装へと変わる間の、なんともその時代ならではの魅力があふれていました。
それと相まって ロマンティックでドラマティックな彼の生き方がそのまま仕事に表現されていて、夢二のイメージが確立されてるんだなと感じました。

 

 
根津 弥生美術館

隣接した お隣の弥生美術館。

 

原田治 展

今の時期は「オサムグッズ」で有名な「原田治」展が開催されていました。

私も”OSAMU GOODS” はタイムリーな世代。中学生時代はミスタードーナツのスタンプを集めてもらえるマグカップやお弁当箱が大変流行ったものです。 その後もファンシーショップや雑貨屋さん、今のONO*Spaceが文房具屋さんだった頃の店内にも、常にオサムグッズのノートや鉛筆・定規などを目にする事が出来たので、「少しセンスの良いキャラクターグッズ」くらいの、特別ではない存在という認識でした。

 

(今更  展覧会で見るのも‥)と、少し躊躇しましたが、入館したら・・・
テンションは終始上がりまくり(笑)。

 
なんとなく目に触れていた可愛いキャラクターグッズは、アメリカンオマージュをしっかりと持った、一人の男性イラストレーターのコンセプトによって作り出された 洗練された拘りの日常品ばかりでした。
子供の頃に何気に手にしていた雑貨たち。あの頃はに気づけなかった製品作りへの拘りが、その懐かしい物から伝わってきます。
戦後生まれの治氏。東京にはちょうどアメリカの食品や雑貨が多く輸入され、ハイセンスな物大好きな若者に愛された存在だった様です。
osam goodsには そのパッケージの色合いやデザインがリスペクトされ、ワクワクとした異国への思いが伝わってきます。(手にした私たちが、本当にアメリカへ行ったような気分になれたから魅力的だったんだなぁ。この治氏のイラストから影響された私世代のクリエーターはどれほど多く居るだろう)そんな事を考えていました。
 
 



夢二の「千疋屋」のパッケージを見ているうちに「サンドイッチが食べたいね」という話になり、速攻銀座へ移動。
「千疋屋」と言えば 私は漫画「サザエさん」にて、いつも特別な日のご贈答メロンが千疋屋だったのを思い出します。きっと素敵なフルーツパーラーなんだろう‥と憧れて、東京に住んでいた時は仕事の帰りに立ち寄ったものです。
季節ごとに替わる 栗・ぶどう・桃などのパフェは本当に美味。

 

銀座 千疋屋

 

今日は、ハムと季節のフルーツ、イチジクのサントイッチ。

 

銀座 千疋屋
銀座 千疋屋

デザートには開業当時からのメニュー「フルーツポンチ」を(初めて食べましたフルーツポンチ♡。)東京で働いていた20代の頃の思い出話に花咲かせながら、夢二の時代にも華やかだった銀座の街並みを眺める‥ ますますレトロ東京を満喫。


 

 
もう1つ行った展覧会は Bunkamuraミュージアムで開催されていた「ピーターラビット」展。

 

原画展は初めてではないですが、との年齢ごとに印象が違って見えるのが作品の面白いところです。
ポターさんの生き方、その風景や周囲の人々。
ピーターラビットが愛される理由と、湖水地方の美しさを感じたひと時でした。

 

LES DEUX MAGOTS PARIS


Bunkamuraのドゥ・マゴ・パリ。
渋谷も久しぶりで(すっかり変わっているのか?)と心配しましたが、行き慣れた場所はやはりほっとします。この後は表参道まで足を伸ばし、ギャラリー巡りをした1日となりました。

 



今回の東京で出会った 竹久夢二・原田治・ビクトリアス・ポター。
どの作家も、その人の生きた時代背景だからこそ、育った環境に影響されたからこそ、出会った人々によって導かれたからこそ、素晴らしい作品や製品を生み出しているのだな と、しみじみ思いました。自分らしく・自然に・素直に・意欲的に。

 

 

東京駅
Tokyo Station


京都を拠点に生きるようになって3年半。ようやく スペースを数日離れることをして、客観的に自分の今の生活を見つめる事も出来る。渦中にいると見えない事もある。
東京は、何もわかっていなかった若き15年間に過ごした 私にとって家路のような存在。
時々はまたここに来てみて、気持ちを落ち着かせてみるのもいいな と思いました。

 
 ・・・と、現実逃避できて まだまだ  旅を続けたい気分だけど そろそろ現実へもどらなければ。
嗚呼 戻ったらまた目の回る様な忙しい毎日が待ってます〜😓