’19夏休みの過ごし方。🚉 夏の旅 vol.1

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ
ギャラリーのイベント情報はONO*のホームページブログをご覧ください

  暑中お見舞い申し上げます
ひさしぶりのBlogです^^ みなさん、OPEN中は ONO*Blogを観ていただけていたでしょうか?
春からのONO*Spaceでの賑やかなイベントが無事に終わり、上半期が終了。
例年通りSpaceは 長期の夏季休館に入りました。

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この春も 作家さんやお客さまとの楽しい交流のある 充実の4ヶ月でした

『春の三人展』林さん・西山さん 『春の温もり』吉岡さん・太田さん・森さん
『公募展』出展者の皆さま、『陶器のアクセサリー展』の元橋さん
『硝子の小品展』の和知さん・岩田さん
皆さんの作品は 誰の真似でもない素直な表現が   清潔で上品で
その人柄の優しい温もりがあり、Spaceに潤いを満たしてくれました。
それぞれの展覧会にお越し下り、そんな気持ちを共有して下さった皆さま
本当にありがとうございました^^

Spaceでの企画展は、構想から始まり 打合せ・プレス・展示・販売環境など、本当にきめ細かく繊細で 神経を使う事が多く、やる事も多いので バタバタの毎日で泣きそうになりながら過ごしているのだけど、会期中の充実感とやりきった感、そして得るものの大きさには代え難い。

自分の作品を製作する時間を割いてでもやりたいくらいの楽しさだけど、
そこはグっと堪えて  例年通り 長期休館の始まりです。

 


One week  夏の旅 浜松へ

2019.7.19 天竜浜名湖鉄道


ちょっとでも時間ができたら、やる事をいっぱい残してでも動くことに。

これまでの私の人生は 病の症状を抱えた生き方だったので、
 
ほとんど仕事してるか ・寝ているか。
いつ発作が出るかわからない体では、人との約束も 旅の計画も、いつも微妙で賭けみたいな気持ち。
遊びに行けても どこか不安なを抱えたままで本心から楽しめるものではなかった。
7年ほど前からそんな症状を薬で抑えられるようになり、SpaceのOPENが叶い、
そして
ふと(仕事も必要だけど、これまで出来なかった” 旅 “をしよう!)と思えるようになってきました。小さな範囲の中で表現せざるを得なかった時期から、
ようやく思いのままに楽しめる・動ける時期の到来なのかな・・・
そんなことが出来る日が来るなんて ✨なんと有難いことなのでしょう✨

 

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2019.7.18 浜松駅


この夏は ゆったりと鈍行列車の旅がしたくて  まずは程よい距離の浜松へ。


京都からJR新快速に乗り米原まで。駅のホームってホントにワクワクする。
新幹線でもなく特急でもない 普通の車内の窓から見える滋賀県の知らない場所。
駅に停まる度 その町の様子を伺い、「ここにもいつか降りてみたいなぁ」と思ったり。
こんな鈍行の旅に慣れたら本当にふと気分次第で途中下車し、駅周辺を散策するような旅もいいかも。
能登川の風情ある街を眺めた後は 大垣から豊橋へ。平日の車内はほどほどの人で良い座り心地。電車に乗る前に食べたサンドイッチの残りと大垣のホームで買った変なジュースで ちょこっと栄養補給し、心地よい山並みや田園風景の車窓を眺めながら、Spaceでの充実した毎日を1つ1つ思い返していた。 
新幹線が見えてきた。もうすぐ名古屋かな‥ 大きな雨雲に入ったみたいで、まだ昼間なのに薄暗い空。
きっとこの時季は暑いだろうと思って覚悟していたけど、今年の7月は昨年より涼しいので有難い。
名古屋で一気に人の入れ替えで満席に。その後は新幹線から観る風景と同じ様な景色が続き、
ウトウトしていると一瞬 海が観え、最後の浜松に到着したのは15:30。


 

秋野美術館
2019.7.19 秋野不矩美術館

 
浜松で降り立とうと思った一番の理由は、兼ねてから「いつか」と思っていた秋野不矩美術館へ行くため。
秋野不矩さんは 独自の表現とメッセージを感じる作品を数多く生み出されている、とても好きな日本画家のひとり。平成10年に彼女の生まれ故郷の天竜に設立された美術館は 駅からも少し距離があると聞き、なかなか行ける機会を持てなかったのです。
幼い頃から絵を描き、早くから日本画家として活動を続けていた不矩さんが、50代に大学の仕事で行かれたインド旅行で その土地に魅せられてからは 度々インドへ訪れ 
それまで描いていた日本画らしい「日本の花鳥風月」とは全くほど遠い
インドの風景や人々、寺院などをモチーフにした作品を描くようになった事が大変興味深い。

 

2019.7.19 遠州鉄道


駅前のホテルを出て 早朝に新浜松駅から遠州鉄道に乗る。
ガタンゴトン。住宅街の脇を通る電車は浜松の人たちが日常使用している電車のよう。

西鹿島駅を降りて天竜浜名湖鉄道に乗り換え。
山の中を走り天竜川橋梁で大きな川を跨ぐ1両きりの電車。懐かしい雰囲気と自然の空気が心地よいイメージしていた通りの”鉄道の旅”を味わう事ができました。

2019.7.19 天竜二俣川駅


天竜二俣駅に降り立つと、情緒のある駅に感動。
展示されているSL列車を見ながら二竜橋方面へ。美術館へ向かいます。

2019.7.19 二俣川

美術館へ行くまでの道は 二俣川沿いと山の麓の間にある田舎道をテクテク。

2019.7.19 栄林寺


途中お寺や古い民家を通り抜け、

秋野美術館5
2019.7.19 秋野不矩美術館


木漏れ日と水の流れる音で癒されながら森林浴気分で15分ほど歩くと美術館にたどり着きました。

 秋野美術館4

今開催中の企画展『制作の現場からⅡ 〜女神達に捧ぐ筆〜』を観賞。
若き頃の女性像作品や 絵本『かみなが姫』の原画ほか、インドの女性を通して描かれた
インドの生活風土を感じる作品、菩薩や女神像作品などを観る事ができました。

 

 

建築家・藤森照信氏 設計の その建物は、地元特産の天竜杉や漆喰の壁など、自然素材使われた温かみのある設らい。それでいて全てがシンプルでクール。 無駄を排除した心地よさを感じました。
展示室の床は籐ござや大理石が敷かれ、履物を脱いで鑑賞するようになってあるなど
個性的だけれど 秋野さんの作品を観るにふさわしい空間。
テラスから観える茶室と、天竜の山並み。自然豊かでゆったりとしたな土地で生まれたからこその
作風なんだと実感しました。
やっぱり来て良かったぁ・・・。

天竜3
2019.7.19 二俣本町駅

 

帰りは近くにある 同じ天竜出生の『本田宗一郎ものづくり資料館』に立寄り、
また歩いて周辺を散策。今度は隣駅の二俣本町から電車に乗りました。
またこのホームも”山の中の無人駅”という感じで魅力的。
のんびり 遠くからガタゴト来る電車を待つに丁度良い気候。 ほんと、冷夏でよかった🍃