冬休みの過ごし方。hibernation in – 冬ごもり中 –

diary5

京都二条 ONO*Space店主・コラージュ作家 おのみちこのブログ


お正月気分もそこそこにして  元旦から@京都アトリエで籠もり制作中。
京都に来てからは、毎年1月・2月は制作に追われるスケジュールが定番になってきたなぁ・・

栄養補充に、ナッツの入ったチョコとショートブレッド、好物のパンを充分買って☕。
どうしても集中するのは夜なので、就寝はいつもより遅め。 静かな夜中は貴重な時間🌙
BGMは radico。 気分転換はネット配信されている これまで観損ねてきているドラマ・映画を鑑賞。
1人部屋で過ごさなければならなかった時期を沢山熟してきたので こういう籠もりは難なくこなせる。というより この感じは懐かしくて、へたすると一番平常で いつでも戻れる感覚。

スペースを持つ様になってからは  1年のメリハリがあるお陰か、様々な出来事が外から風のようにやって来てくれるお陰か、自分のことや人のことで気づくことの多い。昨年は色々と考えが纏まる事もあったので、目に見えるカタチやお金でなく、得るものが大きかった気が  しみじみとしている。 この歳になって解ることって本当にいっぱいあるんだな と思うと、(まだ 思い込みで解っているつもりの事がいっぱいなんだろうな)と、未熟さを感じたりもします。


相変わらず節電中の弊店期間。 底冷えで寒ーい京都の冬も、今季は例年になくあたたかいので助かります☀ 毎年手足のしもやけが尋常でなく、青紫色に腫れ上がりパンパンになり指を動かすのもヒリヒリ;;人に見せるのが恥ずかしいので、手袋のまま買い物をしたり・・。
今年は比較的マダラに赤く少しの腫れくらい(笑)指も動かしやすいので作業が楽です^^。


<コラージュ作制作風景>

4月コラージュ 桜とメジロ 制作過程1 2017.1.3

4月のコラージュは 桜とメジロをモチーフに。
この冬
4回目となるカレンダー用作品の制作も、年末から始めていたこれまでと違い年明けから開始。
ONO*をスタートした時は OPENしながらの制作をスタンスに考えていたのですが、この建物の雰囲気からして、そんな事は出来る訳でもなく(…甘かった…💦)。  企画展中は店番に集中し、12月はOpen前と19:00にCloseしてから構想と下絵を。片付けしてご飯食べて身支度したら あっという間に夜中になるので、限られた時間に少しづつ進めていました。

制作モードの環境に入ると嬉しいのは、キッチンのある部屋で料理しながら作業できること。簡単に作ったお腹に優しい食事でホッと気分転換して心潤います。
ずっとワンルームで全ての事をしてきたスタンスが 今も1番安心する。 いつまでも小ぢんまり生活が性に合っているみいたいです ^^;。

 

 

4月コラージュ 桜とメジロ 制作過程2 2017.1.4

コラージュは素材を貼り合わせるだけの技法なので、下絵と仕上がりイメージが出来上がっていれば 後は材料を全部揃えてしまって機械的に手を動かせば直に仕上がるのだけど それが出来ない。少し間をおいて糊が乾いてからもう一度見直したり思案したり。違う素材を組み合わせるので 思いも寄らない雰囲気になる事も多いので 毎回実験しているような気持ち。 結構時間を要します。

浅葱色の裂地のに 染め和紙で京都御苑でスケッチした桜枝を。 羽ばたくメジロも和紙を重ね貼り。

 

4月コラージュ 桜とメジロ 制作過程3 2017.1.5


和紙の 染料でボカした風合いや繊維感が生きた作品になりそう。


コラージュで作品作りを始めて6年となると、少しは様々に失敗した事が生かされ、積み重ねて慣れて来るもの。 これとこれを貼ったらどうなるか…予想できる事も増えてきて、1年目、2年目よりは良い感じに力を抜いてこなせている様な気する。

 

2月コラージュ 如月アップリケ 制作過程1 2017.1.5

コラージュ作品は、具象・抽象・織り交ぜ、イメージも様々。やってみたい雰囲気をどんどん取り入れて新しい広がりを楽しみたい。
これは春の七草『蘿蔔(すずしろ)』。大根畑を見下ろした構図。2月のカレンダー絵になる作品です。丸い布に初春のモチーフデザインをアップリケしたようなテイスト。縁にはレース編みしたように刺繍糸とビーズで模様を作りブレードのようなイメージで。

2月コラージュ 如月アップリケ 制作過程2 2017.1.6

他には『土筆(つくし)』・『梅』・『水仙』模様を。
今年のカレンダー10月絵『秋のアップリケ』の出来上がりが なかなか面白かったのでの、連作として構想しました。考えるのは楽しいけど 作業は細かくて大変💦

 

5月コラージュ 柳に燕 制作過程1 2017.1.7


ずっとやってみたかった柳に燕のモチーフ。
大徳寺の襖絵や江戸の粋な手ぬぐいなどでお目見えする構図は憧れ。カタチも素敵なのでインテリアファブリックの織り模様やドレスのパターンにもなっていたりする。燕の品やかなフォルムもさらりと下ろす柳の枝も、格好良くて何度もチャレンジしてみたいデザインだなと思う。今回は青い縦横の織り糸が格子模様のようなカジュアルなリネンコットン生地をベースに。

 

20170109
5月コラージュ 柳に燕 制作過程2 2017.1.8

 刺繍糸の枝に和紙の葉っぱ。風にゆれる柳を上手く表現できるかな・・・   <次回 Blog へつづく>

 




*今年もお声をかけていただき、チャリティーに参加いたします*

 27回HP用画像

毎年京都の百貨店にて開催される、途上国や災害被災地への支援を目的としたチャリティ・オークションイベント『芸術家と文化人の作品展』。オークションで得られた収益金は、途上国支援の活動を展開する京都の国際協力NGO・日本国際民間協力会(NICCO・ニッコー)に寄付されます。

 

私は これまで制作したコラージュ作品の中から4、5点ほど寄贈させていただきます。 他には 京都はもちろん、関西や全国の芸術家、文化人、そしてスポーツ選手・芸能人の方々の寄贈作品をご高覧いただく事ができます。京都高島屋へお買い物の折りには是非お立ち寄りください☆

場所:京都高島屋 7階グランドホール
会期:2月16日(水)〜19日(日)